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Nothing Phone (3)向けに配信されたNothing OS 4.0をチェック 新しいGlyphトイや2アプリまでフローティング表示できるポップアップビューが追加


「Nothing Phone (2)」以来となるフラッグシップモデルという位置づけで8月28日に発売されたスマートフォン「Nothing Phone (3)」。発表時に、この秋にはAndroid 16ベースのNothing OS 4.0へのアップデートを提供することが予告されていましたが、つい最近このアップデートの配信が開始しました。お借りしている実機でもインストール可能になったので、その内容をチェックしてみましょう。

遊び心のあるGlyphトイが追加

Nothing Phone (3)は、ガラス製の背面から中のパーツが見える透明デザインを踏襲しつつ、ライン状に配置したLEDが点灯して通知する「Glyphインタフェース」を廃して新たにマイクロLEDディスプレイの「Glyphマトリックス」を採用したデザイン。489個のマイクロLEDが個別に点灯し、着信時に振動と共に発光パターンで通知する他、「Glyphトイ」と呼ぶコンテンツを表示できるのが特徴です。

背面のボタンを押して選択と起動ができ、ストップウォッチ、自撮り用のミラー、じゃんけん、ボトルをスピンさせるミニゲームなどが利用できます。ボタンを押して起動するGlyphトイは、設定メニューから選択が可能。

新たに追加されたGlyphトイは、シンプルなコンパスや、スマホを傾けてコバエを操作してエサをたくさん食べるミニゲームなど、遊び心のあるコンテンツ。

自撮り用ミラーは、Glyphマトリックスでプレビューしながら背面ボタンを押すことで、メインカメラを使ったセルフィ―撮影ができる機能。撮影した写真はギャラリーに保存できます。

ウィジェットの種類とサイズが充実

ウィジェットの種類やサイズが豊富になり、ユーザーの好みに応じて柔軟にホーム画面をカスタマイズできるようになりました。天気や歩数計、スクリーンタイムといったウィジェットは、1×1、2×1のサイズも用意。最小限のスペースで重要な情報を表示できます。

側面の「Essential Key」ボタンを押して起動できる独自AIアプリ「Essential Space」と連動したウィジェットは、スクリーンショットから解析して今後の予定を提示してくれたり、使い込むほどユーザーに有用な情報を提示してくれるようです。

ユーザーが作成したGlyphトイやウィジェットを公開

Nothingは、ユーザーがプロンプトを入力してウィジェットを制作できるAIツール「Essential」を公開中。ユーザーが制作したウィジェットやGlyphトイはウェブサイト「Nothing Playground」からダウンロードして利用できます。

ユーザーが公開したウィジェットの中には、Nothing創業者のCarl Pei氏が作った「Big Eyes」というウィジェットも。2つの目が表情豊かに変化して、バーチャルペット感覚で楽しめるウィジェットです。

2アプリまでフローティング表示できるポップアップビュー

アプリを最小化してホーム画面にフローティング表示する「ポップアップビュー」が利用可能に。表示位置やサイズはドラッグ操作で任意に調整できます。

最大2つのアプリまで画面の隅に表示しておくことができ、よく使うアプリをすぐに呼び出せるのが便利です。

Nothing OS 4.0ではこの他、暗さをさらに強調して消費電力を抑える「エクストラダークモード」、アプリの起動・終了時の滑らかなアニメーション表示、ふだん使わないアプリのドロワー上での非表示設定といった機能を追加しています。Nothing Phone (3)以外の機種にも今後順次配布を予定。Nothing Phone (1)はNothing OS 4.0が非対応となっています。

Nothing Phone (3)の3眼カメラの作例、Glyphマトリックスの動作、Essential Spaceの機能といった基本機能のレビューは、ライブ配信番組「ガジェット通信LIVE」のアーカイブ動画をご覧ください。

Nothing Phone (3)& Headphone (1) 実機レビュー / ガジェット通信LIVE #209(YouTube)
https://www.youtube.com/live/SFOATcbJ91E?si=OVTb_30REGabZN_e

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