1999年より「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートし、アニメ、舞台、実写、ゲームと様々なメディアミックスにより多くのファンを獲得している、許斐剛原作の人気漫画「テニスの王子様」(集英社 ジャンプ コミックス刊)。現在は続編「新テニスの王子様」が「ジャンプSQ.」にて連載中で、累計発行部数6000万部を突破している。そんな本作初の3DCG劇場版アニメ―ション『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』が、現在大ヒット上映中です。
本作は「テニスの王子様」と、現在連載中の「新テニスの王子様」を繋ぐ「空白の3か月」のストーリーを原作者自ら紡いだ作品。映画上映終了後にこれまでの『テニプリ』キャラクターソングの人気曲メドレーを、原作の漫画やイラストを使用して映像化した『シアター☆テニフェスpetit!(プチ)』が上映。
“無発声”応援上映会が全国の劇場にて開催されることが決定した。今作は本編の一部シーンが異なる<Decide>と<Glory>2タイプ上映となっており、<Decide>の応援上映が17日、<Glory>が24日に全上映劇場で開催されることも話題となっています。
ガジェット通信では先日、「テニプリ」ファンによる、『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』結末予想座談会を行いました。
https://getnews.jp/archives/3092620 [リンク]
今回は、同メンバーによる感想をクロスレビューでお届けします!
<ネタバレはございませんので、ご安心ください!>
大好きなテニプリのTVアニメ放送開始20周年を迎える2021年、新作映画を見ることが出来た今がこれ以上ないほどの幸せ
どの角度から見ても愛に溢れていて、気付いたら笑顔になっていました…初めて見る人もファンの人も最後の最後まで楽しめる、テニスの王子様という最高のエンターテイメントでした。
こうじゃなきゃいけないなんて事は何一つなく、歌とダンスで試合を表現したっていい、テニスギャングとラップバトルしたっていい…どんな事が起きてもこれが「テニスの王子様」なんだと思えることに大好きなテニプリらしさを感じました。
実際に見てほしい(本当に見てほしい)ので細かく言わない方がいいかなと思ったのですが、
私は手塚国光くんが大好きなので、元気いっぱいに歌って踊る国光くんを見ることが出来て胸がいっぱいです。あとは、本作がフル3DCGなんですが許斐先生の絵がそのまま立体になったようで感動しました…!(目の描き方がすごい…!)そして先生の作詞作曲…リョーマくんのラップ、毎日聴きたい。
特にどのシーンが好きですかって言われたら、全部ですって言いたいくらいずっとずっと最高でした。
2タイプとも「シアター☆テニフェスpetit!」まで余すところなく深い愛情と多幸感に溢れていました。エンディングから「テニフェスpetit!」の流れは特に泣いてしまうのでハンカチなどご用意された方が良いかもです。大好きなみんながちゃんとスクリーンにいました…
推しキャラに関わらず、ぜひ2バージョン見てほしいです。
当時「いつか終わりがくるのかな」と勝手に寂しく思うこともありましたが、大好きなテニプリのTVアニメ放送開始20周年を迎える2021年に新作映画を見ることが出来た今、これ以上ないほどの幸せを噛み締められました。いつだってテニプリはそばに居てくれるし、これからもテニプリは続いていく。この先も「テニスの王子様」が表現していく新しい世界を見続けたいです。
テニプリは私の人生だ。テニプリっていいな!
【曽我美芽】
カメラマン。主にアイドル、俳優の写真を撮影し、数多くの媒体で活躍中。
https://twitter.com/mimeeeeeeee [リンク]
「こんなテニプリもあるんだ!」新たな可能性に驚きを隠せない
許斐 剛先生が初めて製作総指揮をされるということで、3DCGでの新たな「テニスの王子様」が見れることにドキドキワクワクしながら鑑賞させていただきました。
これまで2Dのみだった「テニスの王子様」が3DCGで表現されることに、どうなるんだろう…という不安も正直なところありました。
蓋を開けてみれば、そんな不安を抱いていたことも忘れるくらい「こんなテニプリもあるんだ!」と、「テニスの王子様」の新たな可能性に驚きを隠せませんでした。
鑑賞が終わる頃には「ストーリーが緻密だな」とか「実はこんな設定だったのか」とか「映像の作り込みが凄まじすぎる」など、挙げ出すとキリがないくらい消化しきれない思いが溢れかえってきます。
3DCGという新たなステージでも尚こんなに新鮮な気持ちで楽しませていただけるとは、20年以上前から続いている作品とはとても思えなかったです。
何より許斐先生のファンの皆さんに対する”愛”がひしひしと伝わってくるような、そんな素敵な作品です。
「映画を観たもの同士で今すぐに感想を語り合いたい!」とか「テニスの王子様をあまり知らない人でも楽しめそうだな」と思わせたりと、幅広い世代が見れる抜け目のない作品に仕上がっています。
アニメを何周もしてきて、もはや実家のような安心感のあるテニスの王子様ですが、まだまだ楽しませていただけることに感謝です。
許斐先生、ありがとうございます!
【すがふじ】
未来検索ブラジルスタッフ。
「テニラビ」レポート記事↓
https://getnews.jp/archives/2554893 [リンク]
登場人物たちは滑らかに表情豊かに動き回り、試合シーンはもちろん、日常のシーンもダイナミック!
観る前に「内容を予想してください」と言われたけれど、こんなの予想できるわけない(笑)! 本当に許斐先生って天才ですね。
アイドリングなしに今回の「リョーマ!」の世界がフルスロットルで始まるので、冒頭から思わずニヤニヤしながら笑顔で画面に釘付けになりました。マスクをしながら鑑賞するご時世でよかった。
海外の制作スタジオで作られているため、デザインのテクスチャーやカメラアングルなど、日本っぽくないというか、海外のアニメ映画作品の印象を受けます。登場人物たちは滑らかに表情豊かに動き回り、試合シーンはもちろん、日常のアクションシーンもダイナミック!
通常では起こり得ない親子の交流あり、オールスターの登場ありの何が飛び出すかワクワクさせられるエンタメ作品。クライマックスの大召喚・降臨シーンが最高です! 一体何の作品の話をしているのか(笑)。
そして今作は手塚&幸村の<Decide>、跡部&白石の<Glory>と一部本編内容が異なる2タイプ上映となっていますが、個人的には、ぜひ王道っぽい<Decide>を観てから跡部の<Glory>版を観てほしい!! まったく異なる登場の衝撃に、同じ尺だよね?と感じさせるほど。でも、リョーマの話を瞬時に理解する両部長さすがすぎます。
また、幼少期のリョーマがめちゃくちゃ可愛すぎるので、それを見るためだけに本作を観てもらってもいいとすら思います。予告でチラッと出ていますが、現代リョーマとの出会いのシーンから可愛さの破壊力がすごい。南次郎に甘えたりするちっちゃいリョーマ愛らしすぎる……!!!
さらに、エンドロールでは許斐先生描き下ろしのイラストが続々、本編終了後には原作イラストを使用したスペシャルMVが流れる『シアター☆テニフェスpetit!』まで! こんなにいいの!?と思うほど盛りだくさんの内容となっています。
テニプリファンはもちろん感動間違いなし、テニプリを知らない人も楽しめると思いますし、過去に触れていた人はテニプリ熱が再燃するかも。ぜひ、大きなスクリーンで予想できないエンタメ作品を体感してください!
【non】
ガジェット通信ライター。
https://getnews.jp/author/nonon [リンク]
『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』
大ヒット上映中!
<公開形態>
リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様~Decide~
リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様~Glory~
原作・製作総指揮:許斐 剛
原作:許斐 剛 「テニスの王子様」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
「新テニスの王子様」(集英社「ジャンプSQ.」連載)
監督:神志那弘志 脚本:秦 建日子 劇中歌全作詞作曲:許斐 剛
CG スーパーバイザー:菱川パトリシア
アニメーションディレクター:由水 桂 CGディレクター:山田桃子 システムディレクター:城戸孝夫
エグゼクティブCGプロデューサー:千田 斎
音響監督:高寺たけし 音楽:津田ケイ 音楽プロデューサー:松井伸太郎
3DCG制作:The Monk Studios/株式会社ケイカ 協力:スタジオKAI
総合プロデューサー:依田 巽 プロデューサー:新井修平
制作・配給:ギャガ 製作:新生劇場版テニスの王子様製作委員会
<キャスト>
越前リョーマ:皆川純子
越前南次郎:松山鷹志
竜崎桜乃:高橋美佳子
エメラルド:朴 璐美
ウルフ:杉田智和
ブー:武内駿輔
フー:竹内良太
アダム・アンダーソン:山路和弘
クリス・バークマン:奈良 徹
ベイカー:楠見尚己
ウェズリー・ヴォーン:伊藤健太郎
<Decide>
手塚国光:置鮎龍太郎
幸村精市:永井幸子
<Glory>
跡部景吾:諏訪部順一
白石蔵ノ介:細谷佳正
公式サイト:gaga.ne.jp/RYOMA_MOVIE/[リンク]
公式Twitter:@ryoma3dtenipuri
(C)許斐 剛/集英社 (C)新生劇場版テニスの王子様製作委員会