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実話を基に描く感動作『人はなぜラブレターを書くのか』綾瀬はるか主演で映画化


女優の綾瀬はるかが主演を務める新作映画『人はなぜラブレターを書くのか』の予告映像が、12月5日に公式Instagramで公開された。

本作は、2026年4月17日に全国公開されることが発表され、ファンの間で大きな反響を呼んでいる。監督を務めるのは、『舟を編む』が日本代表としてアカデミー賞外国語映画部門に選出されるなど国内外から高い評価を受け続けてきた石井裕也。

綾瀬はるかと気鋭の映画監督のタッグが実現したことで、公開前から注目度が一気に高まっている。

映画『人はなぜラブレターを書くのか』は、わずか一通の手紙が奇跡を起こした実話を基にした物語だ。

舞台となるのは、SNSがまだ一般的ではなかった時代の日本。進学校に通いながら日々ボクシングの練習に励んでいた正義感の強い少年、富久信介は、毎朝同じ時間、同じ車両に乗り合わせる少女に密かに想いを寄せられていた。

少女は彼の名前すら知らず、話したこともない。それでも満員電車のわずかな時間にだけ訪れる短い邂逅の中で、淡い恋心を抱くようになる。

しかし、いつもの朝が突然の悲劇に変わる。地下鉄脱線事故が発生し、たまたま時間をずらして電車に乗った信介は、この事故に巻き込まれてしまう。わずか十七歳という若さでその短い生涯を閉じた彼の存在は、残された人々の心に深い悲しみと強い問いを投げかけることとなる。

この奇跡の実話は日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」でも再現映像として放送され、大きな話題となった。

監督の石井裕也は、スポーツ報知に掲載された「富久信介さん宛てに数十年ぶりに届いた女性からの手紙」の記事を目にし、そこに潜む動機と感情に強く惹かれたという。その記事を読んだ直後に、本作のプロットを一気に書き上げたと語っている。

人はなぜ手紙を書くのか。なぜ言葉を残そうとするのか。そんな普遍的なテーマを、石井監督は真摯に描き出す。

綾瀬はるかが演じるのは、主人公の寺田ナズナ。予告映像の公開直後から「予告だけで胸が締め付けられた」「綾瀬はるかの演技を大きなスクリーンで観たい」といった声がSNS上に広がっている。

Instagramのコメント欄にも、公開を待ち望むファンから熱いメッセージが寄せられている。「絶対に見る」「予告編だけで泣きそう」「また名作が誕生する予感しかない」といった声が相次ぎ、作品への期待が高まる一方だ。

綾瀬はるかの存在感と石井裕也監督の感性が重なることで、実話を基にしたこの物語はさらに深く豊かな広がりを見せるはずだ。

公開まで約半年。なぜ人はラブレターを書くのかという普遍的な問いに、映画はどのような答えを提示するのか。

2026年の春、心を揺さぶる感動作が新たに誕生する。

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