
女優の小雪(48)が出演するNHK Eテレの人気番組「小雪と発酵おばあちゃん」が、待望の書籍化を果たすことが発表された。2022年4月の放送開始以来、各地の家庭に伝わる発酵食文化を丁寧に紹介してきた番組が、ついに一冊の本としてまとめられる。
書籍の発売予定日は2025年11月13日で、すでにAmazonをはじめとする各オンライン書店で予約がスタートしている。
今回出版される「小雪と発酵おばあちゃん」には、2022年4月に青森県で紹介された伝統料理「ごど」から、2025年9月に放送された富山県の「バタバタ茶」まで、番組で取り上げられた数々の発酵料理が網羅されている。
番組を視聴しながら「作り方をメモしきれなかった」という視聴者の声に応えるように、書籍では辞典のように詳しい調理工程や背景が掲載されており、家庭での再現にも役立つ内容となっている。
小雪は9月29日に自身のInstagramを更新し、書籍化を報告。
「全国の受け継がれてきた伝統の発酵料理を映像ではメモしきれなかった部分まで、辞典のようにじっくりご覧いただけたらと思います」とコメントを添え、出版への思いを語った。
コメント欄には「発売を楽しみにしています」「本で残るのはうれしい」「永久保存版にしたい」といった期待の声が数多く寄せられている。
本書はA5判280ページのボリュームで、定価は本体2,200円+税。
語り手を小雪が務め、監修にはNHK「小雪と発酵おばあちゃん」制作班が参加している。
番組の丁寧な取材をもとに構成されており、各地域に根付いた発酵文化の背景や、おばあちゃんたちの暮らしの知恵まで余すことなく収録。
料理本としてだけでなく、日本の食文化を伝える記録書としての価値も高い。
「小雪と発酵おばあちゃん」は、地方に受け継がれる発酵食品と、それを守り続ける女性たちの姿を描いた番組として注目を集めてきた。
発酵食品の魅力を再発見する内容は、健康志向の高まりとも相まって幅広い世代に支持され、放送開始から3年を超えても人気を保ち続けている。
今回の書籍化は、番組ファンだけでなく、日本の食文化に関心を持つ人々にとっても待望のニュースといえる。
11月13日の発売を前に、オンライン書店での予約も活発に行われている。
「発酵」というキーワードは美容や健康の観点からも注目されており、日常生活に取り入れたい人にとっても必携の一冊となりそうだ。
発酵文化を通じて日本の食の多様性を知ることができる「小雪と発酵おばあちゃん」は、家庭の本棚に長く残る一冊になるに違いない。
