三菱商事、英国エネルギー革新企業OVO Groupへの資本参画

TOKYO, Feb 15, 2019 - (JCN Newswire) - 三菱商事株式会社（以下「当社」）は、英国電力・ガス小売を主体とし革新的なエネルギー・サービス事業を展開するOVO Group Limited（以下、OVO）と資本業務提携しました。当社は、OVOへ20%出資すると共に取締役を派遣し経営参画致します。

OVOは2009年に創業以来、AI・IoTを始めとするデジタル技術を活用し顧客目線に立った電力・ガス関連のサービスを提供することにより、自由化された英国電力・ガス小売市場で新たなビジネスモデルを導入してきました。現在英国の150万世帯へ電力・ガスを供給しており、独立系事業者首位に成長しております。OVOの特徴は、デジタル技術を活用して、電力・ガス小売を主体とした新たなエネルギー・サービスをテーラーメードで、スピーディーに創造し、顧客の満足度を高めていく点にあります。

当社は欧州において、洋上風力を始めとした再生可能エネルギー事業に取り組んできました。このたびのOVOへの出資参画により、デジタル技術を活かした新しい形の電力・ガス事業を展開すると共に、当社が「中期経営戦略2021～事業経営モデルによる成長の実現～」で掲げた通り、サービス分野と川下領域の強化により、安定性の高い現在の事業ポートフォリオをさらなる成長ステージに引き上げることを目指します。

電力事業は、再生可能エネルギーの拡大、屋根置き型太陽光発電の拡大による電源の分散化、デジタル技術の活用、といった大きな環境変化を迎えており、今後、電力需給調整は、発電側だけでなく需要側もその役割を担う時代となります。OVOはデジタル技術を活かし、エネルギー・サービスのプラットフォーマーになることを目指しており、将来再生可能エネルギーの普及を後押しする家庭用蓄電システム・電気自動車用スマート充電器の新技術開発も行っております。また、革新的なソフトウェアを通じ、家庭に設置された蓄電池・スマートサーモスタット・電気自動車等を一元管理・遠隔制御することで、天候変化による再生可能エネルギー発電量の増減を吸収する役割を果たします。

当社は、経済価値・社会価値・環境価値の同時実現を図りつつ、エネルギー事業の未来に対するビジョンを共有する同社との資本提携により、低炭素化社会への移行や地球環境保全といった社会課題の解決に貢献して参ります。

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概要：三菱商事株式会社

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