インフラレジリエンス／障害後も業務継続

インフラレジリエンスとは、自然災害やサイバー攻撃、システム障害などの脅威に直面しても、ITインフラが迅速に回復し、業務継続を可能にする力を指します。

従来のBCP（事業継続計画）に加え、クラウドや分散システムを活用することで、障害時の切り替えや負荷分散が自動的に行えるようになっています。例えば、マルチリージョンでの冗長化やフェイルオーバー設計は代表的な手法です。インフラレジリエンスが高ければ、突発的な障害や攻撃を受けても顧客サービスを途切れさせず、信頼を維持できます。

DXによってデジタル依存が増す現代においては、単なる安定稼働ではなく「想定外に耐える力」としてのレジリエンス設計が不可欠です。