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丸亀製麺でAIが“お店の秘密”を暴く?店長の判断を変える新しい店舗運営


丸亀製麺を展開するトリドールHDは、従業員の「ハピネス」と顧客の「感動」を結びつけるAI搭載の「ハピカンダッシュボード」を2025年12月から全店運用します。AIが店舗ごとの成功事例を学び、店長へ具体的な改善アクションを自動提案する、現場直結のDX施策です。 

AIが提案する「具体的改善」とダッシュボード設計 

トリドールホールディングスはアルサーガパートナーズと共同で、従業員の心理状態を測る「ハピネススコア」と顧客の体験を測る「感動スコア」、さらに売上などの「繁盛スコア」を統合的に解析するAIレコメンド機能を開発しました。AIエージェントはこれらのデータと成功事例をもとに、店長がすぐ実行できる具体的な文章形式の改善アクションを自動生成します。例えば「丁寧な対応を朝礼で称賛しチーム展開する」といった高解像度の提案が提示されます。 
 
「ハピカンダッシュボード」はプレイドと共同で開発され、KARTE Datahubにデータを集約しKARTE Craftでダッシュボードを構築しています。数値やグラフの羅列ではなく、従業員が毎日見たくなるアニメーションやデザインを採用し、AIレコメンドを文脈付きで表示。感動スコアのリアルタイ可視化は2024年4月に開始され、ハピネススコアは2025年7月から本格導入された音声インタビューによる独自指標です。 
 
この仕組みは、従業員の内発的動機と顧客体験を結びつける「ハピカン繁盛サイクル」の実務化を目指しています。AIは単なる相関を示すだけでなく、成功者の行動パターンを抽出して再現可能な改善案を提示する点が特徴です。トリドールHDはまず丸亀製麺全店舗で2025年12月に運用を開始し、将来的にはグループ全ブランドへの横展開を視野に入れています。 

AIレコメンドと遊び心あるダッシュボードで、データが現場の「具体的な行動」に変わる可能性が高まります。運用の鍵はデータ収集と現場への定着です。 

詳しくは「トリドールホールディングス」の公式ページまで。 
レポート/DXマガジン編集部 

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