
株式会社メルカリは、モバイルサービス「メルカリモバイル」で同一名義の複数回線契約に対応し、最大5回線まで契約可能になったと発表しました。 提供はiOSで12月3日から段階的に開始し、12月4日にiOSの「メルカリ」アプリ利用者全体で利用可能となりました。Androidは順次提供予定です。 従来は1名義1回線でしたが、今回の拡張でデュアルSIMやサブ端末、タブレットなど複数デバイスの使い分けがしやすくなります。 あわせて、初めての申込者向けに「メルカリ」で使える99%割引クーポンと、全プラン初月無料のキャンペーンを12月23日まで実施します。 クーポンは上限10,000円で、初月無料の対象は登録手数料3,300円、初月の月額基本料、初月のユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料です。 2回線目以降はキャンペーン対象外のため、導入順の設計が重要になります。
複数回線時の特典適用には注意点があります。1名義で複数回線を契約した場合、容量が異なる組み合わせでは最も容量が大きいプラン1回線分のみ、容量が同じ場合も1回線分のみが対象です。例えば4GBと20GBを契約した場合は20GBに適用され、20GBを2回線契約の場合は1回線分のみ適用となります。複数回線分の特典受け取りや回線ごとの選択はできません。回線数の追加など構成を変更した場合は、次回の特典付与分から内容が変更されます。実務では、メイン用途の回線を高容量、サブやタブレットを低容量に設定し、特典適用を見据えた構成にしておくと管理が効率化します。Android端末のユーザーは提供開始タイミングを確認し、申込期限までの段取りを早めに整えるとよいでしょう。
「メルカリモバイル」は、申し込みからデータ量管理、支払いまでを「メルカリ」アプリで完結できるのが特徴です。日本初の機能として、ギガの出品や購入が可能で、1取引200円から売買できます。使い切れないギガを売却して「メルペイ」で日常決済に充当したり、月末の不足分を購入して補うなど、柔軟でおトクな運用が可能です。複数回線化と併用すれば、家族や個人事業主、検証用端末などでデータ配分をきめ細かく最適化できます。運用面では、月中の消費状況に応じたギガ売買のルール化、上限到達前のアラート設定、売買履歴の定期確認が効果的です。キャンペーン活用にあたっては、12月23日までに初回申込を完了し、メリットが最大となる回線を対象に設定してください。今後、2026年1月以降に同様の特典が定常化される可能性がありますが、内容は確定次第の案内となるため、更新情報を随時チェックして回線構成や申込タイミングを見直すとよいでしょう。
詳しくは「株式会社メルカリ」の公式ページまで。
