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決済シーンで主役交代?若年層はデビット・コード決済に熱視線 対面決済でクレカと拮抗


株式会社インフキュリオンが発表した「決済動向2025年調査」によると、コード決済アプリの利用率が過去最高の72%に達し、特に10代では83%と突出して高い利用が確認されました。ブランドデビットの利用率も29%で前回より11ポイント上昇しており、若年層を中心にデビットカードとコード決済が急速に浸透していることが明らかになっています。個別サービスではPayPayの利用率が58%と増加傾向にあり、楽天ペイやPayPayカードも堅調に利用が伸びています。こうしたデータは、キャッシュレス化の進展と消費者の決済手段の多様化を示す重要な指標となっています。

調査では対面と非対面での利用動向に明確な二極化が見られ、対面購入ではコード決済アプリが57%、クレジットカードが55%とほぼ拮抗する一方、非対面(オンライン)購入ではクレジットカードの利用率が68%と圧倒的な支持を得ていました。これはオンライン取引におけるクレジットカードの信頼性や利便性が依然として高いことを示しており、ECや非対面サービスではカード決済を主軸としたUX設計が引き続き重要であることを示唆しています。

クレジットカードの決済方法については、端末への差し込み式が42%、カードのタッチ決済が35%、スマートフォンによるタッチ決済が11%であり、タッチ決済(カード+スマホ)を合計すると46%と差し込みを上回りました。今後の利用意向ではタッチ決済系(カード+スマホ)を合計した比率が65%に達しており、非接触型決済の優位性が確立されつつあることがうかがえます。

業種別の傾向では、家電量販店やコンビニエンスストア、ガソリンスタンドでキャッシュレス比率が高く、病院や美容サービス、処方薬局では現金比率が相対的に高い状況が続いています。しかし全業種でコード決済の増加と現金の減少が確認されており、キャッシュレス化は着実に広がっているとまとめられます。公共交通機関では鉄道・バスでカード型交通系ICカードの利用が根強く、鉄道ではICカード34%、切符・回数券32%、バスではICカード33%と続きます。タクシーでは現金利用が52%と依然として高く、カードのタッチ決済は20%に留まっていますが、地域によってはタッチ決済が交通系ICを上回る例も見られることが報告されています。

詳しくは「株式会社インフキュリオン」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松

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