すかいらーくグループは、国内の業界内での競争を制すだけでなく、海外市場への進出を積極的に推進しています。2025年5月現在、台湾に78店舗、マレーシアに19店舗、そして米国に2店舗を展開。さらに、これらの市場への出店を加速させる一方で、現地の経済状況を注視し、質を重視した出店を行うという戦略を採用しています。
マレーシアでのブランド戦略
若く消費意欲の旺盛な世代が多いマレーシア市場では、異なるターゲット層に向けた独自のブランド戦略を展開。マレーシアの人気すき焼き・しゃぶしゃぶレストラン「Suki-Ya」を運営する企業の全株式を取得し、自社ブランド「しゃぶ葉」とともに店舗網を拡大。東南アジア市場への本格的な進出を果たしています。2つのしゃぶしゃぶブランドを有することで、調達から配送、店舗デザイン、人材教育まで、多くの分野で共通化を図り、事業効率を大幅に向上させることが可能となりました。
その他の出店実績
台湾では、2024年に12店舗の出店を実現。台北に新工場を設立し、規模と製造能力を2倍に拡大。多彩なブランドの食材の一次加工を行いながら、毎年10店舗以上の出店を計画しています。
米国では、収益構造の改善と共に業績の好調な推移を遂げています。米国市場では、日本と比べて3倍の客単価と2倍の客数が見込めます。それに伴い、3～5店舗で実績を作ったのち、フランチャイズによる急速な展開が可能になると予想しています。米国では、ファミリー層を中心に大きな支持を得ており、新たなファミリーレストランとしての地位を確立することを期待しています。すでに1号店は年商5億円を超える高売上店舗に成長しており、2024年末には2号店がオープンしました。
詳しくは「すかいらーくグループ」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部
