
ミスターマックス・ホールディングスは、商業施設向けリーシングDX「ショップカウンター エンタープライズ」を導入します。初期は50店舗で運用を開始し、スケジュール管理から反社チェックまでを一元化して業務効率化と催事収益の改善を図る狙いです。
導入の背景と期待される効果
ミスターマックス・ホールディングスは、主力の総合ディスカウントストア「MrMax」を全国で展開する中で、催事事業が重要な収益源であり続けています。一方で、スケジュール調整・契約・請求といった管理業務が属人的になり煩雑化しており、出店者情報や必要書類の管理が十分でなかったことから、キャンセル対応や日程変更に時間を要していました。その結果、新規対応に回せるリソースが限られ、催事収益の拡大にブレーキがかかっている状況でした。こうした課題を受け、これまでキッチンカーの募集などで利用してきた「ショップカウンター」を、機能を拡張したSaaS型の「ショップカウンター エンタープライズ」へ移行します。
本システムは、テナント募集サイトの掲載から問い合わせ、営業、テナント情報管理、スペースの稼働管理、反社チェックまでをワンストップで管理できることを特徴としています。これにより、属人的な手作業を削減し、運用の標準化と業務効率化が期待されます。特に出店料の見直しや、キッチンカーや食物販の誘致強化にリソースを振り向けることで、催事をより戦略的な収益ドライバーへと転換する狙いです。初期導入は50店舗で、各店舗の状況に応じて活用可能なスペースを順次広げていく計画です。
導入に際しては、カウンターワークスの専任コンサルタントが初期設計から運用定着、成果創出まで伴走支援を行います。カウンターワークスは、同サービスのシリーズとして既に1,200以上の商業施設で導入実績があり、機能追加やバージョンアップを継続しながら現場の運用に合わせた支援を行うとしています。ミスターマックス側は、業務の元化による効率化と収益性の改善を期待しており、今回のDX投資を催事業務の成長ドライバー化につなげたい考えです。
詳しくは「株式会社COUNTERWORKS」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權
