住信SBIネット銀行は、高校生向けの「今こそ知りたい！金融リテラシー講座」を全国の高等学校に無料で提供開始しました。授業実施可能期間は2026年3月末までで、すでに延べ受講者数は5万人を超えています。
住信SBIネット銀行株式会社は、株式会社ARROWSと連携し、金融経済教育プログラム「SENSEI よのなか学」において、高校生向け教材「今こそ知りたい！金融リテラシー講座」を全国の高等学校へ無料で提供すると発表しました。
本講座は、1コマ（50分）完結型の授業を想定して設計されています。授業用スライド、映像教材、ワークシート、進行台本、授業概要資料といった教材一式が無償で提供され、授業実施可能期間は2026年3月末までとされています。教員が導入しやすいよう、負担を抑えた構成になっている点も特徴です。
教材の狙いは、生徒が「自分のお金を守り、育てる」意識を持てるようにすることです。金融商品や資産運用といった難しく感じやすいテーマは、昔話に例えたり、シミュレーション型のワークを取り入れたりすることで、理解しやすい形に工夫されています。また、金融・経済と政治・社会のつながりを意識させ、「どの情報を得て判断すべきか」を考えるきっかけを与える内容になっています。
延べ受講者数はすでに54,728人に到達。住信SBIネット銀行は、本講座の提供を持続可能な開発目標（SDGs）への対応の一環と位置づけており、これまで継続してきた教育支援活動を拡大させるものとしています。
今回の取り組みを通じて、金融教育が全国の高校生に広がることが期待されます。今後、導入した学校や生徒のフィードバックをどのように反映させていくかが講座の質を高める鍵になると考えられます。また、地域や学校ごとの環境差による導入課題も想定され、どのように普及を進めるかが注目されます。
詳しくは住信SBIネット銀行の公式ページをご覧ください。
レポート／DXマガジン編集部
