
アセットコミュニケーションズが、マンション・ビル管理(BM:ビルメンテナンス)業界の現場DXを加速させるため、「BMクラウド ワークアプリ」を大幅に機能拡張しました。現場で直面する「情報の分断」「品質管理の属人化」「移動コストの増大」といった課題に対し、80%のBM元請け会社が“多層管理”の必要性を感じているというヒアリング調査の結果を受けた対応です。

今回のアップデートで追加された主な機能は次の3点です:
- 多層ワーク管理機能
甲・乙・丙・丁といった階層構造の複数業者を考慮し、各階層ごとにアカウント権限を設定できる体制を整備。タスク管理やスケジューリング、スタッフ管理、ダッシュボード表示などを通じて、現場を含む全体を見える化します。 - 清掃品質管理(インスペクション)機能
スマートフォンで現場チェックができる機能を追加。建築物清掃管理評価資格者のノウハウを取り入れ、チェックリスト・現場写真添付・結果のクラウド共有などで、品質の見える化と改善サイクルの短縮が図られます。 - ルート最適化機能
巡回の際の移動ルートをリアルタイム交通状況をもとに自動提示。複数物件を回る際の順序を最適化し、移動時間を最大約20%削減する見込みです。
これらの拡張は、BM元請け・二次請け・現場スタッフなど複数の関係者を巻き込んだ現場DXのモデルを提示するものです。各階層が関与する体制を可視化し、品質・効率・透明性を高めることで、建物管理の現場作業がより標準化・効率化される可能性があります。
詳しくはアセットコミュニケーションズまで/DXマガジン編集部
