株式会社ランゲージ・ティーチング・レボリューションズが実施した調査で、業務で英語を使い、生成AIツールも日常的に活用している会社員のうち、ほぼ9割（約90％）がAIが使える時代でも英語力を伸ばす必要を感じていることが明らかになった。
調査対象は20代から50代の英語を業務で使用する会社員383名。「生成AIを利用していても、自分自身で英文を書く思考力が鈍ること」を懸念する声が最も多く（約41.8％）、続いて「実践的な対話能力が伸びない」「AI出力を正確に判断する英語力が足りない」といった課題が挙げられている。
また、生成AIツールを使う目的としては、「文章の翻訳」がもっとも多く使われており、「英文の作成・添削」「英文資料の要約」が続く。業務効率化の観点でAIを使う人が多いが、「発音」「説得力ある話し方」「文化的背景を踏まえた表現」など、人間ならではの英語コミュニケーション能力を重視する回答も上位に入っている。
この調査は、AIが便利になる一方で、英語力の“人間的側面”や“即応性・表現力”を維持・向上させたいというニーズが根強いことを示している。企業が導入を進める中で、AI活用のみならず、人が話す・書く・判断する力を磨く教育やトレーニングの設計が今後さらに重要となるだろう。
詳しくは株式会社ランゲージ・ティーチング・レボリューションズまで
レポート／DXマガジン編集部
