聖心女子大学は、所属学科に関係なく全学生が履修できる「AI・データサイエンス（応用基礎）プログラム」が、令和7年度文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度（応用基礎レベル）」に認定された。認定は2025年8月27日付で、有効期限は令和12年3月31日まで
このプログラムでは、AIやデータサイエンスの基礎知識の学習だけでなく、実践的な演習を通じて社会的課題を解く力の養成を目的としている。全8学科（英語文化コミュニケーション、哲学、史学、心理学、教育学など）を横断し、自分の関心に応じて科目を選べる点が特徴で、文系理系の区別を越えて学ぶことができるリベラルアーツ教育の理念を体現している。
聖心女子大学は、すでに2023年に「AI・データサイエンス（基礎）」プログラムがリテラシーレベルで認定されており、今回の応用基礎認定はその延長線上に位置付けられる。今後は変化するAI／データサイエンス分野の動向に応じて、学生がより実践的に学べる環境づくりと教育内容の質の向上を目指すという。
この認定は、AI・データサイエンスをめぐる学びがもはや一部の専門分野だけでなく、社会全体や多様な学科の学生にとって必須になりつつあることを示すものと言える。教育機関にとっては、学科の壁を越えてAI技術・データ活用の基盤を整えることが強く求められている時代への応答とも受け取れる。
詳しくは聖心女子大学まで
レポート／DXマガジン編集部
