
成蹊大学と株式会社ANA総合研究所は、2025年9月8日付で教育・研究の分野で相互協力を進める基本協定書を締結した。両者は、人的・知的資源の交流を活用しながら、学生と教職員の経験を豊かにし、教養豊かな国際的人材を育成することを目的としている。
協定の主要な内容には、成蹊大学の学生および教職員とANA総合研究所社員との交流、キャリア形成支援、研究成果の業務活用、地域社会との連携などが含まれる。特に、学生が企業現場に触れる機会が増えることで、理論だけでない実践的な学びが得られる可能性が高まる。
成蹊大学学長・森雄一氏は、「社会と直接関連のある授業をご提供いただけることは、必ずや学生にとって学びと実りの多いものである」と述べ、社会課題解決型の教育の重要性を強調。ANA総合研究所社長・矢澤潤子氏も、「教養教育と社会で活躍できる人材育成」という理念の一致を認め、今回の連携を飛躍の一歩と位置づけている。
この協定により、成蹊大学は教育の幅を広げ、学生がグローバルな視点や実務感覚を持って教養を深める機会が増える見通しだ。一方、ANA総合研究所にとっては、研究知見を教育現場にフィードバックし、人材育成の基盤構築を図ることが期待される。社会の発展を見据え、教育機関と企業の連携が教育の質を左右する新たな鍵となるだろう。
詳しくは成蹊大学まで
レポート/DXマガジン編集部
