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多くの社会人は何を学んでいるのか?キャリアアップに直結するスキル習得の実態


株式会社ウィザスは、創業50周年を迎えた2025年に、都市部(東京・愛知・大阪・福岡)在住の20~69歳の会社員・職員1,014名を対象としたWebアンケートと、グループでLMSを提供する株式会社レビックグローバルの利用者約200万人(2025年6月時点)の視聴履歴を用いた分析により、社会人の「学び」に関する個人の意欲と企業の動向を明らかにする調査を実施しました。調査の結果、社会人の約3人に1人、35.0%が広い意味での「学び」に取り組んでいることが分かりました。学びに取り組む理由として最も多かったのは「自分自身の成長」で、64.5%が該当し、その姿勢は年代に依らず広い世代で共通していることが示されています。現在学んでいる人は、これまでの学校や社会人時代の学びも自身の成長に役立てていると回答する傾向が強く、学び続けることが成長を促進していることが確認されました。

スキルアップに関しては「資格取得」が29.6%で最も関心が高く、次いで「PCスキル」「マネジメント」「DX・テクノロジー」が続いています。個人の関心領域としては、語学やビジネススキルも一定の支持を集めており、資格取得が当面のスキルアップの王道である一方、DXやテクノロジー領域への関心も高まっていることが分かります。企業側の動向については、レビックグローバルのLMS視聴履歴の分析で、eラーニングの視聴回数が2020年に急増し、その後一度は減少したものの再び増加に転じ、2025年にはピーク時を超える見込みであることが示されています。この推移はコロナ期にeラーニング需要が急増したこと、対面研修の再開とともにハイブリッド研修が定着したことを反映しています。

さらに、企業が利用する教育コンテンツを見ると、階層別講座の利用割合には大きな変動がない一方で、企業独自のオリジナル講座の利用がここ5年で約4倍に増加していることが明らかになりました。レビックグローバルのLMSでは各企業が自社の人材戦略に応じてオリジナル講座を登録・利用しており、この増加は人手不足が続く中で企業が人材育成に積極投資している動きと一致しています。専門家の後藤宗明氏は、リスキリングの重要性を指摘し、単に学習プラットフォームを整備するだけでは従業員の学び意欲は高まらないと述べています。業務や評価、キャリアと連動した人材育成が不可欠であり、企業のマネジメント層が戦略紐づけた育成に関与することが重要だとしています。従業員が新しい分野のスキルを習得するリスキリングは、企業の事業変革に伴う必須の取り組みであり、若年層だけでなく中高年の支援も必要であると指摘されています。

詳しくは「株式会社ウィザス」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松

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