VisaとSAPが協業した企業間決済のエンベデッド・ファイナンスソリューションについて、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社と株式会社リベルタス・アドバイザリーは、同ソリューションでの取引に日本国内で初めて対応を開始したと発表しました。本取り組みは、2025年7月23日に公表されたVisaとSAPの協業に基づくもので、リベルタス・アドバイザリーが国内で初めて本ソリューションの対応を開始することを明らかにしています。これにより、Visaカードを保有する企業は、SAP上で本ソリューションを利用することで、取引先がカード決済未対応であっても、SAP® Business Technology Platformを通じてカード決済による支払いが可能になります。
クレジットカードを利用することで支払いは後払いとなり、企業は必要な資金をタイムリーに確保できるため、サプライチェーンにおける運転資金のギャップを解消する効果が期待されます。リベルタス・アドバイザリーは中堅・中小企業向けERP導入支援の専門企業であり、要求仕様の整理から導入・運用保守までを一気通貫で提供しています。同社はERPの本質である「One Fact One Place（情報の一元管理）」を重視し、SAP® ERPの思想を体現する「SAP Business One®」を中核に、企業の業務最適化と成長を支援してきた実績があります。
今回の対応開始に伴い、リベルタス・アドバイザリーは営業ツールの制作やウェビナー等を通じて本ソリューションの普及・推進に取り組むとしています。今後は九州・沖縄エリアをはじめ、西日本、中部、北海道など全国の地方企業に向けて、業務効率の向上や資金繰りの課題解決を支援し、地方創生への貢献を目指す計画です。Visaとリベルタス・アドバイザリーは、本ソリューションの普及推進を通して、中堅・中小企業における安心・安全なデジタル決済の普及と企業間決済の効率化を支援していくとしています。
詳しくは「ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松
