
日本航空をはじめ電通、ENEOS、マクドナルド、富士フイルム、三井不動産の6社が「働きやすさNEXTプロジェクト」を始動。営業職の女性が直面する「役割モデル不足」や「家庭との両立」を、生成AIとワークショップで可視化し、2025年度内の提言公表を目指します。
生成AIと現場対話で可視化する「営業女性」の現実

日本航空株式会社が中心となり、株式会社電通、ENEOS株式会社、日本マクドナルド株式会社、富士フイルムホールディングス株式会社、三井不動産株式会社の計6社で「働きやすさNEXTプロジェクト」を始動します。本プロジェクトは、営業職に従事する女性の声を基点に、性別や役職を問わず多様な関係者を巻き込み、女性活躍の推進と女性管理職比率の向上へつなげることを目的としています。現状ではマネージャー職以上に占める女性比率が13.1%にとどまり、特に営業職では突発的な顧客対応や時間の制約が障壁になっている点が共通する課題です。こうした「ロールモデル不足」や「家庭との両立難」が、女性の挑戦や継続を阻む要因となっているため、業界横断での知見共有が不可欠と位置づけています。
具体的な活動は、営業職の女性社員を中心に各社の男性営業職や経営層も交え、課題の可視化と施策検討を行う点にあります。生成AIやアンケート調査を活用した定期的なワークショップを通じて、営業現場での具体的な困りごとを抽出し、実行可能なアクションプランをまとめます。2025年度内を目途に、女性営業職が抱える固有の課題とその解決案を盛り込んだ提言を公開する予定です。参加6社はそれぞれの事情に合わせた施策を考案し、営業職に対する固定観の見直しと女性活躍の新たなモデル提示を目指します。結果として、誰もが能力を発揮できる働きやすい環境づくりを推進していく考えです。
詳しくは「日本航空株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權
