KDDIと沖縄セルラーは2025年8月28日から、空が見えれば圏外でも通信できる衛星直結サービス「au Starlink Direct」で世界初の衛星データ通信を開始します。GoogleマップやX、YAMAPなど19アプリが圏外で動く実用性は、アウトドアや旅行での安心感を大きく変えます。
圏外で使える19アプリと対応機種、サービスのポイント
KDDIと沖縄セルラーが提供する「au Starlink Direct」は、スマートフォンがStarlink衛星と直接つながり、空が見える場所で圏外エリアでも通信できるサービスです。2025年8月28日から世界初となる衛星データ通信を開始し、これまでのメッセージ機能に加えて、対応アプリでのデータ通信が可能になります。まず対応するAndroidアプリは19本が発表され、Google マップやauナビウォーク、ウェザーニュース、特務機関NERV防災、YAMAP、ヤマレコ、X、スマートニュース、NewsPicksなど地図・天気・防災・アウトドア・SNS・ニュースと幅広いジャンルをカバーします。
対応初期機種はGoogle Pixel 10シリーズとGalaxy Z Fold7／Flip7で、順次対応機種は拡大予定です。アプリ開発者向けには最適化支援のためのサポートサイトを今後開設予定で、対応アプリの拡大を後押しします。au Starlink Directは、メッセージ送受信、位置情報共有、緊急地震速報受信、AI相談に加えアプリでのデータ通信を提供します。auの人口カバー率は99.9％を超える一方、面積カバー率は約60％にとどまりますが、本サービスにより残り約40％の地域も含めた日本全土での通信が可能になるとしています。
また、2025年9月1日からはUQ mobile／povo／他社回線利用者向けに専用プラン（月額1,650円）を加入から3カ月無料で提供し、au以外の契約者も利用しやすくなります。対応アプリと対応機種は今後も順次拡大される予定です。
詳しくは「KDDI株式会社」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部 權
