令和の教育現場において、多様な生徒に応じた「個別最適な学び」が求められています。しかし、多忙な教員にとって、その実現は容易ではないのが現状です。このたび、株式会社コノセルが新たに立ち上げた「先生の駆け込み塾」プロジェクトは、テクノロジーとコーチングを活用し、教育現場の課題を解決するための新たな一歩となります。
「個別最適な学び」とは、一人ひとりの生徒の特性や理解度に応じた教育を提供する新しい形の学びです。リリースによると、2020年に改訂された新学習指導要領に基づき、全国の学校現場での実践が求められています。
最近の意識・実態調査では、「個別最適な学び」に対する理解は高まっているものの、実際に実施できている教員は半数以下という結果が出ています。調査結果によれば、教員の約60％が「実践できていない」と感じており、特に「時間がない」という理由が大きな障壁となっています。
興味深いことに、調査に参加した教員の84.6％が「学外の有識者・専門家から知見を得たい」と考えていることが明らかになりました。このニーズに応えるために、コノセルは「先生の駆け込み塾」を無償で提供し、教員が実際に「個別最適な学び」を体験できる場を設けました。
このプロジェクトでは、コノ塾で使用されているシステムや教材の体験、具体的な授業や個別指導の方法を学ぶことができます。テクノロジーを活用した学習データの利用方法についても、貴重なヒントを得られる機会です。
プロジェクトは2025年4月1日から30日まで募集を行い、実施日には5月16日、23日、30日の3日間が予定されています。場所は東京の各教室で、参加は小中学校の教員が対象です。
詳しくは「株式会社コノセル」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部海道
