みずほ銀行が外為営業部に営業ロールプレイングサービス導入、AIとの対話で営業力底上げへ

みずほ銀行は、営業力強化を目的に、エクサウィザーズが提供するAIアバターを用いたロールプレイングサービス「exaBase ロープレ」を導入しました。外為営業部門での活用を念頭に置き、取引実例や市場見通しを題材にした仮説提案型セールス手法の研修に活用する計画で、2024年12月から本格的に運用を開始します。

現在、みずほ銀行は外国為替分野での営業プロフェッショナルの育成に注力していますが、対面形式のロールプレイング研修には時間的制約や指導リソースの確保という課題が存在していました。このような背景を受け、個別フィードバックが可能で、いつでもどこでも練習ができる「exaBase ロープレ」を導入することで、研修効率を大幅に向上させる狙いがあります。

「exaBase ロープレ」は、みずほ銀行の営業に特化したカスタマイズが可能で、特に以下の特徴が活用されています。まず、為替リスクヘッジの提案を中心とした対話シナリオを開発し、実際の商談に近い形での練習が実現されました。また、AIアバターの性別や年齢などを自由に設定できる点を活かし、想定される顧客像に合わせたアバターを新規に作成しました。さらに、ロールプレイングの結果は統一された基準で評価され、AIによる100点満点のスコアと個別フィードバックが提供されます。この評価により、営業担当者が自身の課題を明確に認識し、改善に向けた動機付けが促進されます。

図1：「exaBase ロープレ」の評価と振り返りの一般的な画面例（出典：エクサウィザーズ）

今回の導入により、みずほ銀行は、外為営業の質向上を目指しつつ、効率的かつ効果的な研修体制を構築することを目指しています。

【関連リンク】
株式会社エクサウィザーズ
https://exawizards.com/

プレスリリース
https://exawizards.com/archives/28550/

執筆：DXマガジン編集部