おかゆは胃腸に負担をかけずに水分も栄養分も摂取できるため、体調不良のときにはとてもありがたいメニューです。
逆に考えると「体調を崩さない限りおかゆは食べない」という方も多いのではないでしょうか。そうなると、小さい子の場合「おかゆは体調を崩さないと食べちゃいけない」という考えに至っても不思議ではありません。
イラストレーターとして活動する「さにぃがぁる」さんがこのたびXに投稿したのは、4歳の娘さん「はーちゃん」を描いた1枚のイラスト。
おままごとの調理器具を手にしたはーちゃんは、無邪気な顔でお母さんにこう言います。
「ママぁ おかゆつくってあげたいから ちょっと熱出して」
思わず「逆ーっ！」とツッコミたくなるような、四字熟語の「本末転倒」の具体例として採用したくなるような、とても鮮やかで可愛い勘違い。
投稿したイラストには、およそ11万件ものいいねと「優しい無慈悲」「これは何が何でも熱を出したい」といったコメントが寄せられています。
さにぃがぁるさんによると、はーちゃんがこの勘違いを発動したのは、ごっこ遊びをしているときのこと。
どうやら「“熱が出たママを看病するというシチュエーション”でごっこ遊びがしたい」ということを、言葉足らずに伝えていたようです。
さにぃがぁるさんははーちゃんの勘違いに「えぇ！？」と驚きながら笑ったものの、はーちゃんの一生懸命な言葉と意思を汲んで、間違いの指摘はしなかったそう。
そのままさにぃがぁるさんが「あぁ〜熱が出てきた〜」と言ってごっこ遊びを始めると、はーちゃんは嬉しそうにおかゆを作ってくれたみたいです。
病気のときに作ってもらったことや、テレビ・YouTubeなどで見聞きした話が、今回の発想の根っこにあったのかもしれない、とさにぃがぁるさんは話しています。
ちなみにはーちゃん自身はおかゆがあまり好きではないそうです。
＜記事化協力＞
「さにぃがぁる/illustrator」さん（@SunnyGi23559126）
（ヨシクラミク）
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025012602.html