1.自動給餌器
自動給餌器は、ただに愛猫の餌やりを自動化できるだけではありません。商品によっては、食事量や食事の時間も管理できるので、留守をしがちな家や旅行中にも便利な道具なのです。
日頃から自動給餌器を活用していれば、愛猫が空腹に苦しんだり嘔吐したりする懸念が少なくなります。
また自動給餌器には停電にも対応できるような充電との2WAY仕様もあり、ほかにもカメラ付きのタイプやも売られています。
ただし万一のときに「フードの残量が少ないかも……」とならないように、給餌器に入れるフードの量は小まめに確認しておきましょう。
2.自動給水器
自動給水器は自動で水を循環するという道具です。フィルターがあるので、水の汚れをろ過できます。
ただし衛生面を考慮すると、自動給水器といっても、1~2日に一度は全ての水を交換する必要があり、夏場は毎日取り替えたいのが本音です。
万一に備えると、自動給水器を使っていても、お水の交換と容器の洗浄は毎日行っておくとよいでしょう。
猫はたとえ自動給水器の中に水があったとしても、その水が汚れていると感じた場合は、喉がかわいていても飲みません。夏場は特に水も汚れやすいため、自動給水器以外にも、ウォーターボウルを複数用意しておくとよいでしょう。
3.全自動トイレ
猫の全自動トイレとは、おしっこで固まった砂やうんちを自動で排除してくれるというものです。飼い主さんの手がなくても、常に猫砂から排泄物がなくなるので、急に帰宅できなくても全自動トイレがあれば安心です。
しかし、自宅のエリアが災害によって停電になってしまうと電源と必要とするタイプの商品は使えなくなってしまいます。万が一に備えるなら充電タイプもありますが、他のトイレを併設する方がおすすめです。
全自動トイレに普通の猫砂トイレを用意するのもよいですし、電力のいらない「システムトイレ」ですと、電力は不要でおしっこだけはすべて下に落ちます。
猫はきれい好きなので、猫のトイレは普段から「頭数+1」を用意してあげると、猫のストレスも少なくなりますよ。
4.ペットカメラ
もしも急に家に帰れなくなってしまったら、飼い主さんは愛猫の様子が心配で気が気でならないはずです。そんなときにペットカメラがあれば、スマホを通じて自宅にいる猫の様子を見ることができます。
姿が見えないと不安が募るばかりですが、猫が普段通り生活しているところを確認できるだけで、飼い主さんとしてはかなり安心。ペットカメラの存在は、日頃のお留守番にも心強いアイテムといえましょう。
ただし災害時は電力が貴重です。ペットカメラの方は電池をいれておけば停電時も給電可能な商品もありますが、飼い主さんのスマホの充電が切れてしまっては確認ができません。普段からモバイル充電器を持ち歩く習慣があるとより安心ですね。
5.温度調整グッズを習慣づける
猫のお留守番で心配なのが、夏場や冬場の室温です。冬でも日当たりのよい部屋があれば、窓から入り込む陽ざしで室温があがりますし、猫も暖をとることができます。よって、防犯上大丈夫な場所に限り、シャッターは閉め切らない方がよいですし、日当たりのよい場所に猫ベッドを置いたり、カーテンの裏側に猫が入れる空間があるとよさそうです。
猫は基本的に室温が20度を切ってしまうと寒さを感じるので、心配な場合は猫専用の電気毛布をつけておく方法もあります。
寒さ対策を懸念する一方で、夏場の気温にも注意が必要です。猫にとって夏場の室温は26~28度が快適といわれています。日の当たらない場所に猫用の「冷感ベッド」や「ステンレス製の猫鍋」を置いておくだけでも、猫にとっては猛暑対策になります。
災害時の停電を考えると、エアコンに頼らない温度調節を工夫するのがベストです。たとえば発泡スチロールに保冷剤を詰めて穴を開ければ、中から冷気が出てきて「手作りのスポットクーラー」ができます。猫は自分が快適な温度の場所を見つける名人なので、エアコンをつけなくてもちょっとした工夫で暑さをしのぐことが可能ですよ。
ただし地球温暖化の影響で、近年の夏は異例の猛暑続きです。心配な場合はエアコンを付けて外出するのが安心で、その際の設定温度は27~30度です。なお、エアコンは付けっぱなしにしてもリモコンは引き出しにしまっておきましょう。猫がリモコンを踏んだり落としたりして「暖房」に切り替わってしまったり「スイッチOFF」になってしまったりしては逆効果です。また扇風機もつけっぱなしは危ないですよ。
6.信頼できる人と連携を
災害や交通事情で急に帰宅できなかったり、事故や急病で突然入院したりする場合を考えて、猫を飼っている人は、万が一のときに頼れる人と連携しておくと安心です。
ただし留守中の自宅に入るので、そう簡単には頼める第三者はいませんし、鍵の問題もあります。居住形態が賃貸の場合は、鍵を開けてもらうために管理会社や大家さんにあらかじめ確認をとっておきましょう。
プライベートや防犯上の問題もあるので、中には仕事として請け負っているペットシッターの方が依頼しやすいという人もいますが、これも信頼関係が重要です。いずれにしても、自然に頼める人がいない場合は無理につくろうとせず、自分でできる限りの準備をしてみてはいかがでしょう。
まとめ
急に家に帰れなくても、環境を整えてあげれば猫は3日までならなんとかやり過ごせるはずです。しかし「万が一のとき」とは、文字通り突然起きるもの。飼い主さんの日頃からの習慣が重要でしょう。
また食事や水、トイレ、温度などに気を配っていても、猫自体がどこかに閉じ込められていてはもともこもありません。外出する前に、ベランダに閉め出していないか、トイレに閉じ込めていないかを確認してくださいね。
万が一に備えるポイントを書き出すとたくさんあるように見えますが、これらは全て猫のお留守番のメリットです。日頃から留守にしがちな科主さんのライフスタイルに、きっと役立ちますよ。
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