猫の足の速さは時速何キロ？他の動物と比較してみよう！

猫の足の速さはどれくらい？

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猫を飼育している飼い主さんであれば、猫の俊敏さを日々目の当たりにしていることでしょう。

身を低くして瞬時に移動できる猫たちを捕まえることは容易ではありません。一瞬にして目の前からいなくなってしまうので、やんちゃな猫を管理するのはとても難しいのです。

また、猫たちは夜に運動会を始めることがあります。基本的に夕方以降や朝方に活発になる動物であり、家中を走り回ってしまうことがあります。

猫が活発になる時間は飼い主さんたちが丁度休んでいる時間帯でもあるので、いきなりドタバタされて困っている人も多いでしょう。とはいえ、走り回っている猫を捕まえるのは非常に難しく、夜の運動会が悩みの種だったりします。

しかし、猫が一直線の長い距離を走ることは滅多にないので、実際のどれくらいのスピードで走っているかを知らない人は多いでしょう。

これから、猫の足の速さを私たちのよく知る「時速」でご紹介します。そして、猫がとっても速い理由とその特徴も解説します。

猫は時速48キロで走る！

猫は時速48キロで走るといわれています。これは、猫が驚いたときなどに瞬発的に出す速度であり、猫たちの平均速度でもあります。

もちろん猫の種類によってもかなり変わるので、もっと遅い猫もいれば、さらに速く走れる猫たちもいます。

ちなみに、時速48キロというと、道路を走る自動車と同じくらいの速度が出ていることになります。原付自転車はMAX30キロなので、悠々と追い抜くことができる速度なのです。

「自動車と同じくらいの速度」の猫が家中を走り回るわけですから、飼い主さんが困り果ててしまうのも無理はないのです。また、家中の家具などに衝突しながら走るため、猫の運動会の後は荒らされたようになってしまうのです。

猫が素早い理由は？

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猫が時速48キロのスピードを出せる理由は何でしょうか？

それは、猫の体が軽くしなやかで瞬発力を発揮するのに適しているからです。筋肉質でありつつも、身体が軽く余計な脂肪も少ないため、素早く動くのが得意なのです。

また、猫の瞬発力を生み出す足には他の部位よりも多くの筋肉が集まっています。この足から繰り出される脚力が、猫の素早さを生み出しているのでしょう。

猫の走りの特徴

猫の走り方は非常に特徴的です。身体全体をばねのように用いることができるため、特にスタートダッシュが得意です。

猫たちが獲物を見つけた時の様子を観察してみましょう。獲物から視点を外さず、身体を丸めて飛び出す瞬間を待っています。

そして、獲物を捕らえられると感じた次の瞬間、縮こまったバネが解放されるかのように、爆発的なダッシュで獲物の元へ素早く移動するのです。

ちなみに、このスタートダッシュは長く続きません。ですから、最高瞬間速度が時速48キロなのであって、その速度で長く走ることはありません。ほとんどの猫はその速度で数分間走り続けることもないでしょう。

他の動物とどっちが速いの？

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猫の速度が分かると、他の動物たちとの違いも気になりませんか？ここからは、猫以外の「速い動物たち」の速度をご紹介します。

それぞれを比べることで、猫の特色がさらに浮き彫りになることでしょう。

動物別に見る時速

ライオンとヒョウは時速58キロです。猫よりも時速10キロほど速いのですが、百獣の王であり、狩猟が得意な動物の割には「遅い」と感じるかもしれません。ただし、ライオンたちはチームワークによって狩りをすることも多いので、足りない速度を十分補えます。

トラは彼らよりも少し素早く、時速65キロで走れるといわれています。そして速い動物の代名詞でもあるチーターは、なんと時速110キロで走ることができます。チーターだけ次元が全く異なります。猛スピードのスーポーツカーほどの速度ですから、どんな獲物も逃げ切れないように思えます。

猫と犬をくらべると？

次はもっと身近な例を考えましょう。犬の時速は約45キロといわれています。もちろん、犬種によってかなり差があるので、もっと速い犬も存在するでしょう。

猫より遅い場合もあるのは、ちょっと意外かもしれません。しかし、これは2種の特徴の違いから来ています。犬は比較的長時間走ることができるので、50m走でも同様の時速をキープできます。

しかし、猫は瞬発型なので速度を維持できませんし、そもそも50mでさえ走り続けることはあまりありません。

人間と猫はどっちが速い？

ちなみに、人間の最高速度は時速45キロだといわれています。意外かもしれませんが、猫と同じくらいのトップスピードを出せるのです。

ただし、人間の場合は猫とは特徴が異なり、スタートから徐々にトップスピードにのったときにこの記録を出せます。猫はスタート時点でこの速度を出せるので、やはりタイプが全く異なると言わざるを得ません。

人間が猫に翻弄されてしまうのも、この特徴の差が関係していたのです。