猫を迎えた初日は何をしたらいい?
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猫を迎える初日、あなたの心は『ワクワク』と『ドキドキ』が入り混じった感情でいっぱいになっているのではないでしょうか。
猫ちゃんを長年飼っている人であれば、どうすれば良いかある程度の段取りは分かっていると思いますし、ご自宅に猫用品もすでにあることでしょう。しかし初めて猫を飼う人にとっては、すべてが初めての経験です。
では、はじめて猫ちゃんと暮らし始める人に役立つ情報をご紹介していくことにしましょう。特に『猫を迎えて初日にやること』についてお伝えしたいと思います。
猫を迎えに行く前に猫グッズの確認をしておこう
猫ちゃんを迎えに行く前に、猫用グッズがまず準備されているか確認してください。特に必須アイテムは、先に購入して設置をしておくとあわてなくてすむかもしれません。
必須アイテム
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◆トイレとトイレの砂
トイレに砂を入れておくと猫は本能的にトイレを認識してくれます。飼い始める前にトイレを準備しておけば、猫ちゃんを迎え入れた時に排泄の失敗を防ぐことができます。
カバーのないものやハーフカバータイプ、フルカバータイプ、上から猫トイレ、1週間取り替えいらずタイプなど様々なタイプのトイレがあります。またトイレに入れるものは砂、紙、木、鉱物、おから、シリカゲルなど色々な素材のものがあります。
◆キャットフード
人間の食べるものは栄養が偏ってしまう場合がありますし、体調不良の原因にもつながりかねません。猫用のウェットフードやドライフードを準備しておくと良いでしょう。何を選んで良いか迷ってしまうかもしれませんが、総合栄養食と飼いてあるものを選んでください。
基本的には総合栄養食と水があれば大丈夫ということになっています。ここでキャットフードについて長々と説明することは避けますが、基本的には添加物や合成着色料などが入っていないもので、主原料は『チキン』などとはっきりと表記しているものを選ぶことをおすすめします。
また、あらかじめ猫ちゃんを譲ってくださる飼い主さんやブリーダーさんから、どのようなキャットフードを与えているのかを聞いておいて、同じものを準備しておいても良いかもしれません。
◆猫用食器
フード用とお水用が必要です。プラスチックやステンレス、陶器など素材も様々です。ある程度の重さがあり、安定感のあるものを選んでください。
◆キャリーバッグ
猫ちゃんを迎えに行く時に必要になります。中に布などを敷いてあげるとクッション代わりになり良いでしょう。
◆爪とぎ
当日に絶対必要というわけではありませんが、キャリーバッグでの移動によるストレスや、見知らぬところに初めて来た緊張感により、もしかしたら到着早々に「カリカリ」したくなるかもしれません。
猫にとっての爪とぎは、ストレスを感じた時や気分を切り替えたい時に行うこともあるので、とりあえず置いておくと良いかもしれません。
◆おもちゃ
到着して少し時間が経ったところでおもちゃを出して遊んであげると、物理的な距離と心の距離が縮まるかもしれません。一緒に遊ぶことを意識しておもちゃを選んでおくと良いでしょう。
棒状のおもちゃで狩猟本能をくすぐる獲物のようなものや、紐のようなひらひらとしたものが付いていると、猫ちゃんと一緒に楽しむことができるでしょう。
あると便利なグッズ
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◆猫用ベッド
箱型やドーム型、クッションタイプのものなどがありますが、もしかしたら猫ちゃんの好みによっては使わないこともあるかもしれません。
◆ケージ
慣れるまでケージはあると便利です。猫ちゃんにとっては隠れ家的な場所になりますし、飼い主さんにとっても目の行き届くところに猫ちゃんがいるので安心感があります。ケージの中にトイレを入れておくと躾もしやすいと思います。
◆爪切り
当日に絶対に必要というわけではありませんが、早い段階で爪切りに慣らしておくと後々の生活に役立つことでしょう。
◆ブラシ
ブラシも当日は必要ありませんが、早いうちにブラッシングを習慣にしておくと良いと思います。子猫のうちは柔らかいブラシを選んであげてください。
◆キャットタワー
猫ちゃんは高いところが大好きです。安全で高いところに登れる環境なら必要ありませんが、そのような場所がなければ、窓ぎわなどに置いてあげると外にいる鳥たちを眺めて楽しんでいます。
部屋の準備もしておこう
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猫の行動は予測がつきません。特に子猫は何に興味を示し惹きつけられるのか、長年猫を飼っていても予測ができないこともあります。
ではある程度予測できそうなことで、事前にしておける部屋の準備についてもいくつかご紹介しましょう。
物を片づける
インテリアとして飾って置きたい物もありますが、引き出しや扉の中に閉まっておくべきものは片付けておいてください。アクセサリー、薬、輪ゴム、レジ袋、頭のシュシュ、リボン、ペットボトルの蓋など、猫にとっては何でもかんでもおもちゃになりますし、口の中にも入れてしまいます。
じゃれて危険性のないものは良いのですが、口の中に入れてしまうこともあるので事前に片付けておいた方が良いでしょう。
植物を片付ける
観葉植物や花など、部屋に飾っている場合は片付けた方が良いでしょう。猫にとっては有害なものが多くあります。誤って食べてしまうと中毒をおこしてしまうこともあるので、部屋の中からは取り除いておいた方が良いでしょう。
窓や網戸のロック
成猫になると窓や網戸を楽々と開ける猫ちゃんがいます。子猫の場合は開けることはないかもしれませんが、網戸に爪を引っ掛けよじ登ることがあります。
古くなった網戸ですと、子猫といっても重みで網が切れてしまいますので気をつけた方が良いでしょう。窓に動かないようなロックが付いているならかけておきます。網戸はホームセンターなどに行けば、網戸ロックなどが売られているので活用できます。
電気コードの配線に注意
猫は紐が大好きです。たとえそれが電気のコードであろうとおもちゃになります。じゃれて「カミカミ」かじりついて、中のコードが露出してしまうこともあります。
また、猫ちゃん自身がコードに絡まり身動きが取れなくなってしまうこともありますので、コードを覆うプラスチック製のコードケース(ケーブルカバー)で保護しておくと良いかもしれません。初日でそこまでしなくても、とりあえずは猫ちゃんが触れない、かじらないようになんらかの対策を取っておくと良いでしょう。
ゴミ箱はきれいに
生ゴミはもちろん、魚や肉の匂いの付いているキッチンシートやキッチンペーパーなどにも興味がそそられてしまいますので、ゴミ箱は蓋つきのものが良いでしょう。
立ち入り禁止エリアには入れない
お風呂場やベランダなど、猫にとって危険な所には入れさせないようにドアを閉めておくと良いでしょう。猫にとって危険な場所になるようなところには入らないように対策を取り、しつける必要があります。