飼いやすさが魅力!おとなしい犬種を知ろう
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ペットや使役犬など、わたしたち人間の生活に欠かせない存在の犬たち。
実は、世界には700〜800程の犬種が存在すると言われています。
こんなにたくさんの犬種がいるなんて驚きですよね。
犬種ごとに性格や特徴に違いがあり、昔も今も犬はわたしたちを楽しませ癒してくれます。
犬にどんな特質を求めるかは人によって様々ですが、「おとなしさ」をその一つに挙げる人も多いのではないでしょうか。
最近ではペット可の物件も増え、賃貸住宅でも犬を飼う人が多いため、お隣への音漏れを気にしてのことかもしれません。
また、お子さんのいるご家庭には子供とも仲良くできる大人しく優しい性格の犬種が人気のようです。
では、どんな犬たちがおとなしい犬種ランキングにランクインしているのか見ていきましょう。
今回は、その中でも六つの犬種をご紹介します。
第6位 ゴールデンレトリバー
いきなりの大型犬ですが、ゴールデンレトリバーは人によく懐き、温和でおとなしい犬種です。
イギリスが原産の犬種で、猟師が撃ち落とした鳥などの獲物をくわえて猟師の元に持ち帰る(レトリーブ)役割を果たす猟犬でした。
19世紀頃、黄色の長毛を持つ犬を交配させ作出されたと言われています。
外見の特徴
オス犬で体高が58cm〜62cm、体重が29kg〜35kg、メス犬で体高54cm〜58cm、体重24kg〜29kgほどに成長する大型犬です。
バランスの取れた体格をしており、ゴールドやクリームなどの長毛が特徴的です。
耳が頬に向かって垂れており、アーモンド形と言われる目の形をしています。
性格
基本的に温厚でおとなしい性格の犬種ですが、1〜2歳頃まではやんちゃ盛りです。
とても活発に動き回り、イタズラをすることも多々ありますが、その年齢を過ぎると温和な性格を増して、落ち着きある犬へと変化していきます。
賢く友好的で、他のペットがいても仲良く暮らすことができます。
人間のことが大好きで、飼い主以外の人間にもよく懐きます。
小さな子どもに対して優しく接することができ、守るべき対象として思いやるような行動を示します。
よく比較されるラブラドールレトリバーと比べて、より温和な傾向があると言われます。
飼い方
賢い犬なので、きちんとしたしつけが大切です。
しかし、人の命令を聞くことを喜びとする気質が強いので、比較的容易にしつけることができます。
運動を好みますので、運動不足にならないように毎日散歩に連れて行くようにしましょう。
ゴールデンレトリバーは抜け毛が多い犬種としても知られています。
日頃のブラッシングは欠かさないようにしましょう。
第5位 バセットハウンド
バセットハウンドがフランス原産の犬種で、鋭い嗅覚を駆使して獲物の位置を探り当てる嗅覚ハウンド犬として愛されてきました。
16世紀ごろから犬種として存在していたことが記録されており、うさぎ狩りの片腕として重宝されました。
1800年代後半にはイギリスやアメリカに持ち込まれ、豊かな表情や仕草で多くの人の人気を得ました。
外見の特徴
体高は33cm〜38cmほど、体重は20kg前後に成長する中型犬です。
胴長短足の体形をしており、がっしりとした印象の体格を持っています。
頭の側面に垂れた長い耳を持っており、その耳が愛らしい雰囲気を作っています。
顔や全身の皮膚がたるんでいるのも特徴の一つです。
短毛種で毛色はいくつかのパターンが存在しますが、ブラック・ホワイト・タンのトライカラー、ブラウン・ホワイトやレッド・ホワイトなどのバイカラーの組み合わせが多く見られます。
ちなみに、なぜ胴長短足の体形になったかについては詳しいことは分かっていません。
性格
バセットハウンドは、猟犬という表現が似合わないほど、おっとりとした性格のおとなしい犬種です。
他の犬とも争うことを好まず、優しく接することができます。
ただ、おっとりとした性格ながらマイペースで頑固という一面も持ち合わせている犬種です。
飼い方
おとなしい性格で、基本的にあまり無駄吠えをしない犬種ですが、吠え声は力強く、低く響く声を発します。
無駄吠えの癖がつかないようにしっかりとしつける必要があります。
猟犬ですが、激しい運動は必要ありません。
1日一回、30分程度の散歩を行うだけで十分の運動になるでしょう。
胴長短足の体形であるため、腰に負担がかかりやすいという特徴がありますので、高いところから飛び降りたりすることがないように注意してあげましょう。