「フォーブス・トラベルガイド」が発表した「エンプロイー・オブ・ザ・イヤー 2021」で、東京ステーションホテルのマスターバーテンダー・杉本壽さんが選出された。
杉本さんは1958年に入社し、翌年に「バー カメリア」に配属。東京ステーションホテルを代表するカクテル「東京駅」などを生み出した。2006年の東京ステーションホテル休館後はグループホテルのバーに在籍していたものの、利用者の要望を受けて、再開業時にバー「オーク」に戻った。80歳の現在も現役で活躍している。
「エンプロイー・オブ・ザ・イヤー」は、ホテル・レストラン・スパの部門からそれぞれ1名が表彰される。おもてなしに尽力していること、「東京駅」をはじめさまざまなカクテルを生み出したこと、今もなお現役バーテンダーとして日々バーカウンターに立ち続け、その姿勢が後輩スタッフの刺激・学びにつながっていることが高く評価された。
杉本さんは、2月18日より当面の間、休業中のバー「オーク」に代わり、バー&カフェ「カメリア」で、月・木曜の午後5時から8時までシェーカーを振るという。