昨夜発生した台風13号 7日~8日に関東甲信に接近のおそれ 接近前から大雨警戒
きのう5日(火)21時に台風13号が発生。日本の南を北北東へ進み、7日(木)から8日(金)にかけては関東甲信に接近するおそれがあります。関東甲信では前線の影響もあり、台風が接近する前のきょう6日(水)から8日(金)にかけて非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
●木曜から金曜 関東甲信に台風13号が接近するおそれ
きのう5日(火)21時に日本の南で台風13号が発生しました。きょう6日(水)午前6時現在も日本の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は25メートルで、暴風域は伴っていません。
台風13号はこのあとも日本の南を北北東へ進み、7日(木)から8日(金)にかけては関東甲信に接近するおそれがあります。13号は急速に発達することはなく、暴風域を伴うこともありませんが、伊豆諸島を中心に風や波の影響を受け、台風の進路によっては台風本体の発達した雨雲がかかるでしょう。
また、今夜からあす7日(木)の朝にかけては前線が関東地方を南下するため、台風が接近する前のきょう6日(水)から大雨となる所がありそうです。
●きょうはあちらこちらで激しい雨 北部は非常に激しい雨も
きょう6日(水)の関東地方は、午前7時現在、南部を中心に雨雲のかかっている所があります。昼頃からは北部も含めたあちらこちらで雨が降り、激しい雨の降る所があるでしょう。北部では局地的に「非常に激しい雨」が降りそうです。
「非常に激しい雨」とは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。台風がまだ離れているからといって油断せず、気象情報をこまめに確認してください。
●台風の位置にかかわらず大雨に警戒を
前線の影響による雨のピークは、今夜からあす明け方にかけてです。
きょう6日(水)午前6時から、あす7日(木)午前6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 80ミリ
関東地方南部 100ミリ
甲信地方 80ミリ
伊豆諸島 150ミリ
その後、あす7日(木)午前6時から、あさって8日(金)午前6時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
伊豆諸島 100から150ミリ
となっています。
あす日中はいったん晴れ間の広がる所が多いですが、8日(金)にかけて再び雨雲がかかりそうです。台風13号の進路次第では、台風本体の発達した雨雲がかかる可能性があります。最新の台風情報や気象情報を確認してください。
なお、伊豆諸島ではあす7日(木)夜遅くから8日(金)にかけて暴風や警報級の高波となる可能性があります。大雨だけでなく、暴風や高波にも警戒が必要です。