JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)による活発な雪雲が、25日のクリスマス夜から次々に近畿地方に流れ込んだ影響で、山沿いだけでなく、北部の市街地でも大雪となっています。
滋賀県彦根市では、27日5時までの24時間降雪量が68センチとなり、2001年の統計開始以降の最大の降雪量となりました。27日11時現在の積雪量は、兵庫県兎和野高原で97センチ、滋賀県高島市今津では77センチなどとなっています。近畿地方の雪のピークはもう暫く続きそうで、今夜にかけて、車の立ち往生などに十分警戒をしてください。

●27日夜までは大雪に警戒 28日には大雪は峠越えだが この先は雪崩や路面凍結に注意を

近畿地方では、大雪のピークは27日の夜にかけてとなりそうで、引き続き車の立ち往生に警戒をしてください。
あす28日には大雪の峠は越えて、次第に雪もやんでくるでしょう。
ただ雪がやんでも、これまでの大雪や29日の予想されている雨の影響で、今度は雪崩や路面の凍結に一層注意が必要となりそうです。
雪下ろしをする際は、一人ではなく、必ず複数人で周囲と連携をとるようにしましょう。また、降り積もった雪が次第に圧雪されて路面が凍結しやすくなるため、路面凍結に十分気をつけください。

●年越しは 北部を中心に再び雪 寒さも厳しく

近畿地方では、28日以降は、上空に居座っていた寒気もいったん北へと抜けるため、寒さも徐々に緩みそうです。
ただ、31日の大晦日ごろから再び寒気が流れ込み、日本海側を中心に雪の年明けとなりそうです。予想最高気温は、大阪で5度前後と、年越しは厳しい寒さとなりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士