九州は、台風12号が近くを北上する影響で、台風周辺の湿った空気が流れ込み、今夜からあす24日にかけて局地的に激しい雨が降るおそれがあります。土砂災害などに警戒して下さい。また、沿岸海上は強風やうねりを伴う高波に注意が必要です。

●台風12号 九州の西海上を北上

台風12号は、きょう23日午前9時現在、東シナ海を時速25キロで北へ進んでいます。台風は発達することなく、きょう23日日中に東シナ海を北上し、今夜遅くには朝鮮半島南岸付近へ進むでしょう。あす24日朝は日本海西部へ進み、温帯低気圧に変わる見込みです。
九州への直接への影響はありませんが、九州には台風周辺の高温多湿な空気が流れ込んでくるため、大気の状態が不安定になり、局地的に激しい雨が降るおそれがあります。

●九州への影響は

九州は、次第に台風12号の周辺の湿った空気が流れ込み、今夜遅くから長崎県では雨が降り出し、五島地方は雷を伴い激しく降る所があるでしょう。
あす24日は、台風12号が九州の北を通過し、温帯低気圧に変わって日本海を北上する見込みです。九州付近は高温多湿な空気の流れ込みが続き、北部を中心に発達した雨雲が発生しやすいでしょう。局地的に激しい雨が降り、大雨のおそれもあります。土砂災害に警戒して下さい。
特に、8月11日以降の記録的な大雨により土砂災害が発生している所があり、雨の降り方に注意が必要です。25日(水)にかけて不安定な天気が続くでしょう。
また、今夜遅くからあす24日は、沿岸海上を中心に南よりの風が強まり、うねりを伴い波が高くなります。長崎県五島地方や壱岐・対馬地方はしける見込みです。船舶は強風や高波にご注意下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士