大谷翔平の「盗塁」巡り訴訟、ドジャースなどが訴えられる 50、51個目の盗塁が対象
ドジャース大谷翔平投手(30)の今季51個目盗塁を巡り、野球ファンがドジャースを提訴していると、7日付のインディペンデント電子版が伝えた。
大谷は9月19日のマイアミでのマーリンズ戦で、前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成。この1試合で49、50、51号の3本塁打を放ち、50、51盗塁の2盗塁を記録した。50盗塁目は1回に二塁打を放った直後に三盗に成功し、51盗塁目は2回に右前打を放った直後に二盗に成功し達成していた。
訴訟を起こしたのは南カリフォルニア在住で病院勤務のジェームズ・ゴセット氏。野球グッズのコレクターである同氏は、大谷が50盗塁を達成した場合、球団は50盗塁目を決めた三塁ベースを記念として持ちかえることが明白であるため、自分は50盗塁目のスタート地点である二塁ベースなら購入できるはずだとして、マーリンズの試合使用記念品担当者にメールし、購入を予約。何度かメールのやりとりをし、50盗塁目のスタート地点となったベースを2500ドル(約37万5000円)で購入すると約束したという。各ベースは試合中に何度か交換されるのが普通であるため、大谷が50盗塁を達成したらすぐにベースを交換し、自分のために取り置きされるものと考えていた。
ところがベースは交換されず、大谷が次の回で51盗塁目を決めたため、50盗塁のスタート地点だった二塁ベースは、51盗塁を決めた記念のベースになってしまい、ドジャースが持ち帰ったという。
このベースの所有権を巡り、同氏が購入契約違反でマーリンズを、購入契約の妨害でドジャースを提訴。同メディアの取材にドジャースはノーコメント、マーリンズは取材要望に返答していないという。