メッツ編成トップ、佐々木朗希を9月に視察していた「関心度の高さとリスペクト示すことが重要」
メッツの編成トップを務めるデービッド・スターンズ編成本部長が、ポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦する可能性があるロッテ佐々木朗希投手(23)を視察するために9月に来日していたことを明かした。6日(日本時間7日)、地元紙ニューヨーク・ポスト電子版が伝えた。
テキサス州サンアントニオで行われているGM会議に参加している同編成本部長は、佐々木について「唯一無二の才能。まだ23歳で100マイルを投げ、えげつないスプリットを投げる」と称賛。視察した際に佐々木本人と面会することはかなわなかったが「実際に彼らがプレーしている環境で投げている様子を見るために足を運び、彼らに対する関心度の高さとリスペクトを示すことが重要」と意義を強調した。
メッツは昨オフ、山本由伸投手の獲得に乗り出したが、ドジャースとの争奪戦に敗れた。山本の契約は12月中旬までずれ込んだため、先発投手のFA市場が停滞したが、佐々木の場合は25歳ルールが適用されることで大型契約にはならず、市場への影響は少ないと予想。「昨年FA市場が停滞した理由のひとつは、各球団が山本を獲得する可能性を残している前に資金を投じたくなかったからだと思う。今回は契約金の制限があるため、そのようにはならないと考えている」とした。
佐々木の去就はMLB球団や米メディアからも注目されており、ロッテがポスティングを認めるかどうかが米メディアでも焦点の的となっている。今オフのFAランキングではESPNが2位、専門メディア「アスレチック」は6位に佐々木を位置付けている。