共栄大対上武大 2回裏上武大無死、荒巻は一ゴロに倒れる(撮影・足立雅史)

<関東地区大学野球選手権:共栄大4-3上武大>◇1回戦◇6日◇横浜スタジアム

3連覇を目指した上武大(関甲新大学野球連盟2位)が、共栄大(東京新大学野球連盟2位)に敗れ、巨人ドラフト3位指名で4番の荒巻悠内野手(4年=祐誠)は、4打数無安打で大学での試合を終えた。

「ピッチャーが粘ってくれていたんですが、バッターにあと1本が出なかった。これは4番である自分の責任です。悔しい」と、悔しさをにじませた。

上武大の4番として相手投手から内外と厳しいコースへの投球が続き「なかなか打てる球が来なかった。でも、そこでも打てる技術をつけていかなければ」と、反省を口にした。

次は、プロ野球選手としてこの横浜スタジアムに戻ってくる。4日の開会式では巨人前監督で東海大OBの原辰徳氏(66)が始球式を務めた際にあいさつ。「期待しているよ。頑張って」と言葉をかけてもらった。荒巻は「プロ野球の名将といわれている方。生で見る機会が来るんだな、と思いました」と、ワクワクした。「この悔しさは多分、野球人生の中で忘れることはない。これを糧に、またこの球場でプレーしたい」と心に誓った。

スタンドでは巨人スカウトが観戦。水野雄仁スカウト部長は「ケガなく、元気でいてくれたらそれでいい」と笑顔で見つめた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 巨人3位の上武大・荒巻悠が4打数無安打で終戦「この悔しさを糧に、またここでプレーしたい」