球団事務所に訪れた風間(撮影・鬼束羽瑠菜)

ソフトバンクは4日、21年ドラフト1位右腕の風間球打投手(21)、中村亮太投手(26)、三浦瑞樹投手(25)、笠谷俊介投手(27)、田上奏大投手(21)、川原田純平内野手(22)、仲田慶介内野手(25)の7選手と来季契約を結ばないことを通告したと発表した。日本シリーズでDeNAに敗れた一夜明け、パ・リーグ王者に秋風が吹いた。

風間は157キロの直球を武器に「世代最速の男」として鳴り物入りで入団した。だがプロ3年間では1軍登板なし。22年に右肘痛、23年は腰椎分離症と度重なる故障に苦しんだ。みずほペイペイドームで取材に応じ「イメージ通りの3年間じゃなかったので。厳しい世界ですし、当然の結果。これをしっかり受け止めていきたい」と前を向いた。

球団は育成で契約を打診する方針で、風間も受け入れるつもりだ。「気持ちを切り替えて、支配下になれるように。取っていただいたホークスさんにしっかり恩返しがしたい。やっぱりスポーツ選手なので、負けず嫌いというか『絶対に取り返すぞ』っていう気持ちはあります」。未来のエース候補として背負った背番号「1」を捨て、背番号3桁からの再出発を誓った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】21年1位風間球打戦力外、育成契約打診に「絶対に取り返すぞっていう気持ち」