【楽天】2年目で通算100登板達成の渡辺翔太「真っすぐを極めたいというか、磨きをかけたい」
楽天渡辺翔太投手(23)が直球を極める。2年目の今季は49試合に登板し、7勝2敗、12ホールド、防御率3・04をマーク。昨季の51試合と合わせ、早くも通算100登板に到達した。「99で終わるよりは100登板に行きたいなというのはあったので、そこは行けて僕としてもうれしいですし、平均したら2年連続50なので、頑張ったかなって感じます」とうなずいた。
一方で課題が露呈したシーズンでもあった。1年目は「怖いもの知らずで」と淡々と投げ込み、最後は決め球のパームで打ち取るパターンを確立。だが、今季は2ストライクから苦戦した。「今年は追い込んでから(パームを)振ってくれなかったですし、やっぱ反応が去年と全然違ったので、そこは1つ苦しかった点なのかなとは思います」と振り返った。
平均球速が昨季から2キロほど落ちただけに、同じリリーフの先輩のすごみを感じた。「それこそ今年、(藤平)尚真さんと(鈴木)翔天さんの真っすぐがやっぱ良かったので、アベレージが150キロを超えてたので、そこはすごいなと。今年は球速が遅いのも1つ悪い点だったので、そこを改善して、来シーズンはもうちょっと真っすぐを極めたいというか、もう1段階、磨きをかけたいなって思います」と力を込めた。