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コンビニやスーパーなどで、年末年始を意識するチラシやポスターが貼られるようになってきました。
高齢者の場合、ひとりで冬を迎えるための支度や年末年始の準備を行うことが難しい場合があります。
寒さが増す季節は、高齢者が体調を崩しやすい時期です。
体調を整えるために、寒さへの備えをしておく必要があります。
今回は、いざという時に焦らず急な出費に困らないように、高齢者にとって必要になる冬や年末年始に向けての準備をお伝えしていきます。
年末年始はデイサービスなどの通所系サービスや訪問介護などの訪問系サービスが休みになります。
いつもデイサービスや訪問介護などから受けている介護を家族が行う必要が出てきます。
訪問介護では、身体介助で利用している場合は年末年始も訪問が行われる時もありますが、出勤している職員数が減るためいつもの時間や回数ではない可能性もあります。
ショートステイも年末年始は、通所系サービスが休みになったり家族の年末年始の予定のために、予約がすぐにいっぱいになってしまいます。
家族や利用しているサービスの年末年始の予定を今から確認し、どう過ごすかの予定を立てましょう。
介護度が高い方の老々介護や認知症の方の介護など、年末年始を家族介護のみで乗り切ることが難しい場合もあります。
ショートステイの利用やショートステイが取れなかったときに、
年末年始も利用できる小規模多機能や定期巡回などのサービスに切り替える
自費でのヘルパーやお泊りデイなどの利用をする
などをケアマネージャーと家族で話し合いましょう。
事前にサービス利用の予定が立ててあれば、利用料金の目途もつきますので、金銭面の準備もしておくことができます。
高齢者の体調不良を防ぐために、寒さ対策が重要になります。
エアコンの掃除や暖房器具の出し入れや設置など、高齢者ひとりでは準備しにくいものもあります。
エアコンや暖房器具など必要な時に故障していると、希望の価格や機能を満たすことなく、急遽お店に売っている中で購入する商品を選ばざるをえなかったり、すぐに修理に来てもらえなかったりと困った状況になってしまいます。
衣替えや冬用布団への入れ替えなども本格的に寒くなる前に行っておきたいことですが、高齢者だけではなかなか進まない、準備のひとつです。
無駄な出費を抑えるためにも、少し肌寒さを感じてきた季節に冬支度を高齢者と一緒に済ませてしまうことをおすすめします。
年末年始の準備のひとつとして、大掃除があげられます。
特に高齢者は、年末の大掃除をしないと気持ちよくお正月を迎えることができないと、無理をして自分で行ってしまう方もいます。
大掃除をしていて体調を崩してしまったりけがをしてしまっては、せっかくのお正月を晴れ晴れとした気持ちで迎えることができません。
家族が年末年始に帰省した際に大掃除を一緒にする場合もあるかと思いますが、粗大ごみや大量のごみなどが出た場合に、自治体のごみ収集に持っていったり、回収の準備をしたりが高齢者ひとりでは難しい場合もあります。
大掃除などは、一度で一気に行うこともできますが、ごみの処理をどうするかが問題となります。
おすすめは、断捨離も兼ねて帰省するたびに行っていく方法です。
この場合、粗大ごみや不燃ごみを家族が出せるように帰省する日を調整すると、ごみ捨ての問題も解決することができます。
不用品の処分などは、やがて行わなければならない作業です。
時間がない中で行わなければならないとなると、ごみ回収や清掃を業者に頼むことになり有料となる可能性もあります。
お金をかけないためには、徐々にでも家族で行っていくしかありません。
年末年始の大掃除を、断捨離をかねて、早めに取り組んでいくことをおすすめします。
冬支度や掃除は面倒なので、後回しにしやすいです。
しかし、高齢者に必要な年末年始や冬の準備を怠ると、思わぬ出費を招く結果になりかねません。
年末年始はかかりつけ医などの休みを把握して薬や受診日の調整も必要になります。
年末年始で混んでいる休日診療を受診するのは大変です。
いつもと別の病院や薬局になるになるので、1から説明が必要となります。
急な体調不良で休日診療にかかるのであれば仕方がありませんが、年末年始のかかりつけ医の休みを知り、病院受診の日程調整をしておけば、薬がなくて困ったなどの本来必要がなかった受診にかかる出費を防ぐことができます。
今年の冬は、前もって冬や年末年始の準備をし始めて、無駄な出費を控えるようにしましょう。