9日のニューヨーク外為市場でドル・円は135円19銭まで上昇後、134円86銭まで反落し、引けた。米4-6月期非農業部門労働生産性速報値が1-3月期から改善したものの、2四半期連続のマイナスで、前年比では過去最大の下落率を記録するなど低調な結果を受けて一時ドル買いが後退。同時に、同期単位労働コスト速報値は予想を上回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)の根強い大幅利上げ観測を受けたドル買いに下落も限定的となった。  
ユーロ・ドルは1.02445ドルまで上昇後、1.0217ドルまで反落し、引けた。

  
ユーロ・円は138円32銭まで上昇後、137円91銭まで反落。

 
ポンド・ドルは1.2128ドルまで上昇後、1.2077ドルまで反落した。英国が1月に工業、家庭の電力削減を計画する可能性があるとの話題で、同国の景気が低迷するとの懸念に伴うポンド売りが強まった模様。


  
ドル・スイスは0.9550フランから0.9511フランまで下落した。
   
   
   
 
   
    [経済指標] I・米・4-6月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率-4.6%(予想:-4.6%、1-3月期:-7.4%←-7.3%)・米・4-6月期単位労働コスト速報値:前期比年率+10.8%(予想:+9.5%、1-3月期:+12.7%←+12.6%)

 
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情報提供元: FISCO
記事名:「 8月9日のNY為替概況