4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円05銭まで上昇後、112円32銭まで反落し、112円40銭で引けた。米国3月の貿易赤字の縮小、1-3月期単位労働コスト速報値の予想以上の伸び、良好な米雇用関連指標を好感したドル買いが強まったのち、原油価格の急落で警戒感が広がり、リスク回避のドル売り・円買いが加速。しかし、米下院によるオバマケア代替法案可決を受けて下げ止まった。

ユーロ・ドルは、1.0919ドルから1.0980ドルまで上昇して引けた。フランス大統領選挙への警戒感が後退し、ユーロの買戻しが加速。ユーロ・円は、123円25銭から123円65銭まで上昇した。

ポンド・ドルは、1.2880ドルから1.2924ドルまで上昇した。

ドル・スイスは、0.9930フランから0.9870フランへ下落した。

[経済指標]・米・3月貿易収支:-437億ドル(予想:-445億ドル、2月:-438億ドル←-436億ドル)・米・1-3月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率-0.6%(予想:-0.1%、10-12月期:+1.8%←+1.3%)・米・1-3月期単位労働コスト速報値:前期比年率+3.0%(予想:+2.7%、10-12月期:+1.3%←+1.7%)・米・先週分新規失業保険申請件数:23.8万件(予想:24.8万件、前回:25.7万件)・米・失業保険継続受給者数:196.4万人(予想:199.0万人、前回:198.7万人←198.8万人)・米・3月耐久財受注改定値:前月比+0.9%(予想:+0.7%、速報値:+0.7%)・米・3月製造業受注:前月比+0.2%(予想:+0.4%、2月:+1.2%←+1.0%)

 

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情報提供元: FISCO
記事名:「 5月4日のNY為替概況