NY原油先物4月限は大幅続落(NYMEX原油4月限終値:49.28↓1.00)。48.59ドルから50.84ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計で、米原油在庫が前週比大幅増となったことが引き続き嫌気された。心理的な節目である50ドルを割り込んだことから、投げ売りなど売り圧力が強まったとの見方も。昨年の減産合意後の上昇分が剥落する格好となった。

チャートでは、100日移動平均線(50.8ドル水準)を下振れ、200日移動平均線が位置する48.6ドル水準まで下落した。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えとなっていたが、米国原油在庫の増加がマイナス要因となっている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油:大幅続落で49.28ドル、需給バランスへの不安が台頭し50ドル割れ