原油高によって日本の貿易黒字額は大幅に減少するとの見方が出ており、円売り材料になっているようだ。9日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比+2.08ドルの71.14ドルで通常取引を終えた。米原油在庫が増加予想に反して減少したことや、米国がイラン産原油の購入縮小を諸外国に対して要請していることが材料視されたようだ。米国はイラン核合意からの離脱を表明したが、イラン側の対応は予測困難であることも原油先物の上昇を促す一因となっており、為替相場の動向にも一定の影響を与える可能性がある。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 原油高の影響を注視へ