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2020年は本当に激動の1年であったと思う。
言うまでもないが、コロナウイルスの感染拡大により、すべてが変わったといっても過言ではない。
中でも、全国の飲食店や旅館にホテルが時短営業や休業に追い込まれ、さらには様々な宴会も中止に。
飲食店などへ食材を卸していた全国の生産者も出荷できず、大量の在庫を抱えている。
そんな生産者を応援するため、農林水産省は国産の農林水産物等を取り寄せる際の送料を補助する『国産農林水産物等販売促進緊急対策事業 品目横断的販売促進緊急対策事業におけるインターネット販売推進事業』を実施した。
これは、新型コロナウイルスの影響を受けた国産農林水産物等のインターネットでの販売促進を支援する制度である。
この事業を使えば、全国の農林水産物をお得に取り寄せられることができる。
しかし、いざお取り寄せをしようと思っても、どんなことに気を付けたらいいのかなど、いろいろ迷ってしまうもの。
そこで今回、YESNEWSではお取り寄せ歴25年という驚きの経歴を持つaiko*さんにインタビューした。
初めてお取り寄せしたのは実家にいたころで、農家の方が自宅用に栽培していたキウイが沢山なったので希望者を募っていたホームページを見て応募したところ、驚くほどの美味しいキウイで。
それまでは会社帰りにデパ地下に行くのが楽しみだったのですが、「インターネットを通じてお取り寄せしたらまだまだおいしいものがある、そして母を喜ばせられる(母がパソコンができないので面白かったようです)」とハマりました。
お取り寄せが本格的に生活の中に溶け込みだしたのは、結婚して生まれ育った兵庫県を離れ神奈川に来た時からです。
お醤油ひとつでがらりと「自分の味」が違ったものになることで、遠くに来ちゃったんだなと思ったのですが、実家で使っていた調味料や慣れ親しんだ味をお取り寄せしたり送ってもらったりすることで、安心感が生まれホームシックも乗り切れ、「お取り寄せってすごい!」と感じました。
故郷を引き寄せる感じですね。
私にとってお取り寄せの最大の魅力は、「自宅にいながら全国の美味しいものを食べられる」だけでなく、「思い出や幸せな時間を取り寄せるいわばドラえもんのどこでもドアのような、もしくは鍵のようなもの」です。
美味しかった記憶と一緒にある「美味しい」は写真を撮るように思い出と一緒に記憶されています。
昔家族でいった旅行先で食べた味や、ふるさとの味、初めてデートで食べた味など、幸せな記憶とともにある「美味しい」を手元に引き寄せることで、今はもうその場に戻れない事情があっても、たとえ会えなくても、その味に再会することで、その時の会話まで思い出せると感じています。
なかなかそこに出向くことが難しくても、お取り寄せはみんなに平等で、お金と住所があればそれが叶う素敵なものだと思っています。
和の陶器に入ったプリンがすべて割れていたこと。
スイーツをお取り寄せしたところ箱の外までバターが溶けてしまい、2度送りなおしてもらいましたが改善せず、お店の方と険悪になってしまったことがあります。
あとは、ケーキがひっくりかえっていたり…。
両方とも、配送途中の事故もありますが、それから10年以上がたち、「見えない配送時間の間も無事に届けられるような工夫」がされ、最近はそこまでの失敗はありません。
あとは、年末などお取り寄せが増える時期、ついついお取り寄せしすぎて冷蔵庫にも冷凍庫にも入らず、発砲スチロールに保冷剤をいれベランダで数日野菜などを待機させたことがあります。
失敗ではなくほほえましいエピソードですが、大好きなアンコウを頼んだら、見たことのない部位がたくさんあり説明も入っていなかったのでお電話したら、「みんな漁に出ていないけど、電話がなってたから」と通りがかりのご近所の方が出てくれてその方に美味しい食べ方を詳しく教えていただいたとがあります。
お取り寄せと侮るなかれ・・・そこには人と人を繋ぐストーリーが生まれるのだ。
ちなみに、aiko*さんがお取り寄せするときのポイントも伝授してくれている!
「もし『初めましての方お試しセット』のような商品があればそれを注文してみてください。そのお店の看板商品が入っていることが多いのでおすすめですし、ある程度値段も抑えられています。私も初めてのお店ではお試しセットがないかチェックしています。」
どれをお取り寄せしようか迷った際に一つの決め手となる口コミ。ただ、すべての口コミをうのみにする必要はないと aiko*さん。
「まずは星の数に惑わされないこと。星の数が少ない口コミを見てみると、お店や商品と関係ないところで減点されていることがよくあります。また、口コミをチェックするなら星の数だけではなく、レビューもしっかり読むのがポイントです。レビューを読むときは、その人の住んでいる地域や年齢、家族構成などが自分と近い方のものをチェックしてくださいね。例えば私は関西出身で、だしが効いているものが好きなので、関西の方が『だしがきいていておいしい』と書いていたら、その品物に惹かれてしまいます」
なるほどなるほど、と頷いてしまう。
冒頭で述べたように、コロナの影響で実家に帰るのを断念した人も多い。
会えない分、想いを込めてお取り寄せの美味しいグルメなんかを送ってみるのもいいかもしれない。
新たなコミュニケーションツールとして、是非活用してみよう!
The post お取り寄せ歴は驚異の25年!お取り寄せ生活研究家のaiko*にインタビュー first appeared on YESNEWS | 超肯定的ニュースサイト.