明石家さんま、ファンだった坂本九さんへの思い「生かされてんのや」日航機事故を巡る運命に
明石家さんま(70)が、14日放送の日本テレビ系「誰も知らない明石家さんま 第11弾」(午後7時)に出演。1985年(昭60)8月12日の日航機墜落事故で43歳で亡くなった、歌手の坂本九さんとの関係を明かした。
番組では、若き日のさんまと、当時すでにスターだった坂本さんを描いた再現ドラマが流され、さんまを山田裕貴(35)、坂本さんを山本耕史(49)が演じた。
さんまは79年、集中力を養うために師匠の笑福亭松之助の指示で弓道場に通っていた。そこで偶然、大ファンだったという坂本さんと出会った。「いつか九さんと共演できるようなスターになるんで、『スター千一夜』に出してください」と、当時坂本さんが司会をしていた人気トーク番組への出演を直訴。坂本さんは「そうか。待っているよ」と笑顔で話した。80年6月の同番組でそれが実現した。
85年8月12日、大阪に向かう事故機には当初、さんまも搭乗する予定だったが、大阪での収録日が変更になったため前日に到着していた。坂本さんは、普段は別の航空会社を使用していたが、大阪の関係者から送られてきた航空券が事故機のものだった。
ゲストとともにスタジオでドラマを見たさんまは「超大作。スタジオが映画館みたいな空気になった」と笑わせた。その後、「これは、生かされてんのや、と思って」と当時を振り返った。そして「そこから(空路の)大阪-東京間は乗れなくなってしまった」。事故後、移動を新幹線にしたことを話した。