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今回の記事では、春先から意識したい肌のお手入れ方法についてお話していきます。
インナードライという肌の状態は、油分が多く、水分が少ないという状態です。理想的な肌の状態は油分と水分のバランスがいい状態ですから、インナードライ肌はそのバランスがうまくとれていないといえます。
つまり、油分が多いので一見テカテカと潤っているように感じますが、実は水分が足りていないので乾燥が進行してしまっているということです。
夏場に乾燥と聞くとあまり実感が湧かないかもしれませんが、実は日本人のうちの8割はインナードライ肌で悩んでいるという話を聞いたことがあります。そんなインナードライ肌ですが、原因として考えられるのは夏場に浴びることが多い「冷房」や「紫外線」と考えられています。どちらも肌にとっては、できれば避けたい外部刺激ですね。
冷房や紫外線を浴びたくなくても、職場の冷房が強かったり、外で過ごすことが多かったりすると、必然的に肌にとってインナードライを起こしやすい状況になってしまうというわけです。
「インナードライ対策は暑くなったらはじめよう!」なんて思われる方もいるかもしれませんが、あたたかい春から肌の基礎を作り上げることがとても大切なんです。
肌の基礎づくりには具体的に何をしたらいいのか挙げてみました。
肌の基盤づくりに欠かせないのが、基礎であるスキンケアです。保湿をしっかりと心掛けることで、油分の過剰分泌やベタツキを抑えて、油分と水分のバランスを保つことが出来るんですね。
乾燥のピークである冬とは反対の季節にあたる夏場も、やっぱり保湿は欠かせないのです。肌に水分をプラスしたいので、化粧水に関してはたっぷり保湿が出来るものを選択するのがいいです。1年中うるおいを保った肌を心掛けることで、快適に過ごしたいですね。
特に夏場の冷房は乾燥を招きやすいので、今から理想的な肌状態を保つことで、インナードライ肌とは無縁の肌状態を作り出したいですね。
紫外線を浴びてしまって後悔をしてしまう前に、紫外線のケアはしていきたいですね。紫外線が肌を乾燥で脅かす原因になり、インナードライ肌が進行してしまうこともあるんです。
また、紫外線ケアができていないと、元々持ち合わせている肌のバリア機能を低下させてしまう恐れもあり、紫外線だけではなく、細菌やホコリといった、外部刺激をダイレクトにうけてしまうことがあるので、注意が必要です。
春先は環境の変化などで忙しいこともあって、生活習慣が乱れてしまいがちなんです。時間がないがゆえに、食事が簡単になってしまったり、睡眠不足になってしまったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういった生活習慣の乱れが原因でインナードライ肌になりやすい条件が整ってしまうこともあるんです。
食生活においては、肌のバリア機能を高めてくれるビタミンC 、肌のターンオーバーを整えるビタミンAが含まれる食品が特にお勧めです。代表的な食材だとビタミンCは柑橘系の果実、ビタミンAは緑黄色野菜や乳製品に多く含まれる栄養成分です。
睡眠においては「お肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、美肌をサポートしてくれる22時~深夜2時は積極的に睡眠をとりたい時間帯といわれていますが、これにおいては近年の調査で、「時間帯が大切なのではなく、睡眠時間の長さが大切」ということでした。睡眠時間は7~9時間が理想的といわれています。
食生活や睡眠時間の見直しをして、肌に優しい生活が送れたらいいですよね。
インナードライ肌に悩まないために今できることを挙げましたが、基礎的なものが多くて、すぐにでも始められそうなものが多いなと感じました。
夏場に笑顔で過ごせるように、今からコツコツと肌の基盤を作り上げていきたいですね。冷房での乾燥や紫外線などに負けない強い肌を作り上げていきましょう。