NASAがこの先行われる孤独な火星でのミッションで精神的苦痛を緩和するため、VRをコミュニケーションツールとする実験をおこなっていることを明らかにした。


Hawaii Space Exploration Analog and Simulation(HI-SEAS)はNASAの惑星探査ミッションをシミュレーションしているリサーチプログラムで、4ヶ月と8ヶ月におよぶテスト後、現在は1年間ほど無人のハワイ火山で火星での生活をシミュレーションしている。



2015年8月から2016年8月の間、常温保存可能な食材、エクササイズ、リサーチ、ロボットと人によって行われるフィールドワーク、器具のテスト、食事、エネルギー、水などのリソース分析など、実際の火星ミッションを再現したシミュレーションをしている。


NBCによれば、クルーメンバーは少ない人数のグループで長い間過ごさねばならないこと、少ない資源の配分、配管の故障により2週間の間バケツでシャワーを浴びなければならなくなったことを問題点としてレポートしている。


外の世界とのコミュニケーションは宇宙でのシミュレーションを再現するため20分遅れる。


NASAは奥行きのあるニューマンモデル再現に特化したVR企業、8iと契約し、宇宙飛行士たちが長い間孤立した場所にいる精神的苦痛と戦えるように宇宙飛行士、Buzz Aldrin氏とReggie Watts氏からのホログラフィックメッセージを制作している。



Aldrin氏は彼自身の体験と火星に人を送ることについての展望などについてメッセージを、Watts氏は即興の歌、ビートボックス、ジョークなどを披露している。


Aldrin氏は、

「地球を離れて、火星で生活するうえで、宇宙飛行士にとって彼らのホームからメッセージが来るということはとても重要なことです。

私は彼らのために喜んでメッセージを残しました。」

とコメントしている。


先日VR On The Lotにて、8iとTime Inc.は火星へのホログラムメッセージのためチームを組んだことを発表した。


参照元サイト名:vrscout

URL: http://vrscout.com/news/buzz-aldrin-reggie-watts-send-messages-mars/


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 NASA、火星ミッションへ向けてVRを使ったコミュニケーションツールを開発中