PayPayカードがGoogle Payでタッチ決済に対応 10月1日から利用可能に
PayPayカードのJCBブランドが、2025年10月1日からGoogle PayでJCBのタッチ決済に対応します。スマホにカードを設定するだけで非接触決済が可能になり、日常の買物や公共交通機関での利便性が高まります。本件の狙いや注意点をわかりやすく整理します。
Google Pay対応で何が変わるのか
JCBは、PayPayカード株式会社が発行するJCBブランドのクレジットカードについて、2025年10月1日よりGoogle PayでJCBのタッチ決済(JCBコンタクトレス)に対応すると発表しました。対応はPayPayカードおよびPayPayカード ゴールドを含み、Android端末でGoogle ウォレットにカードを登録することで利用可能になります。これにより、従来のプラスチックカードを取り出すことなく、スマートフォンをかざすだけで支払いが完了する非接触決済が広く利用できるようになります。
PayPayカード側の背景として、同社は2021年にワイジェイカードから社名変更し、2022年10月からはPayPayの完全子会社となっている点が挙げられます。PayPayとの連携強化により、キャッシュレスサービスの利便性向上を図ってきた流れの延長線上にある対応と言えます。Google Pay対応は、スマホ中心の決済体験をさらに進める一手であり、ユーザーの日常的な決済シーンでの選択肢を増やす効果が期待されます。
Google PayはAndroidスマートフォン向けの非接触型モバイル決済サービスで、Google ウォレットアプリのダウンロードとカード登録必要です。Google Payには認証や取引の暗号化、不正防止機能が備わっており、個人情報保護の観点でも一定の対策が講じられています。一方で、JCBのタッチ決済は一定金額以上の支払いでサインやICカード挿入と暗証番号の入力など追加の本人確認が求められる場合がある点には注意が必要です。
国内外の多くの店舗や公共交通機関で利用できるJCBのタッチ決済が、Android端末を通じて利用しやすくなることで、外出先での支払いがスムーズになります。PayPayカード保有者でAndroidユーザーは、Google ウォレットにJCBブランドカードを登録する手順を確認しておくと、対応開始日からの利用がスムーズです。JCBは今後も「おもてなしの心」を掲げ、利便性と信頼性を両立させるサービス提供を続けるとしています。
詳しくは「株式会社ジェーシービー」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權