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小学生が6年間で習う漢字は1026文字なのだそうです。比較的画数の少ない易しい漢字もありますが、送り仮名を変えると劇的に読むのが難しくなります。例えば「過る(よぎる)」「田る(かる)」などです。表外読みの漢字は、漢検1級の問題でも出題されているので、漢字が好きな方にはぜひ覚えて欲しい読み方です。今回はクイズ形式で5問出題いたしますので、ヒントを参考に全問正解を目指してチャレンジしてくださいね。
「展ねる」は何と読む?展示会(てんじかい)などの展という字ですが、てんねるとは読みません。
【ヒント】展ねるは、順番に並んでいる様子をさす言葉です。
答え:展ねる→つらねる
また、送り仮名を変えると「展べる(のべる)」・「展げる(ひろげる)」とも読みます。
「異しい」は何と読む?異なる(ことなる)という字ですが、ことしいという読み方ではもちろんありませんよ。
【ヒント】異しいとは、普通でない・珍しい・奇妙なもの・不思議であるといった意味があります。
答え:異しい→あやしい
「異しい」の別漢字には「怪しい・妖しい・奇しい」もありますよ。あわせて覚えておきましょう。
「争める」は何と読む?争う(あらそう)はよく使用しますが、争めるはあらめるという読み方ではありません。
【ヒント】争めるには、あやまちや誤りを指摘し改めるように忠告するといった意味がありますよ。い〇める。「い」から始まる4文字の言葉です。
答え:争める→いさめる
争と同義の「爭」という字は、日本では人名用漢字に定められていて、大学もしくは一般レベルの漢字とされていますよ。
「帰ぐ」は何と読む?帰る(かえる)は小学2年生で習う漢字ですが、送り仮名を変えると難読漢字になりますね。読み方はかえぐ、きぐではありませんよ。
【ヒント】帰ぐは、女性が嫁に行くことをさす言葉。と〇ぐ。「と」から始まる3文字の言葉です。
答え:帰ぐ→とつぐ
「帰ぐ」の送り仮名を変えると「帰す(かえす)」・「帰る(かえる)」・「帰る(おくる)」もあります。
「主る」は読めますか?小学校3年生が習う「主」という漢字です。しゅ・おも・ぬし・あるじといった読み方をしますが、もちろん読み方は、しゅるではありませんよ。
【ヒント】つ〇〇〇る。「つ」から始まる5文字の言葉です。主るは、ある物事を主宰し支配し、所有するなどしてその代表、あるいは中心となる人をさします。
主る→つかさどる
また、主る(つかさどる)の別漢字は「司る・掌る・職る・管る・斡る」など意外と多くつかさどると読む漢字が存在しています。
今回も、漢字の基礎を学ぶ小学校で習う漢字なのに、送り仮名を変えるだけで超難問だったのではありませんか?次回はスラスラと答えられるように頭に入れておきたいものです。
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Source:漢字辞典オンライン・コトバンク