夜行列車の旅をしよう。ロシアを走る「シベリア鉄道」の魅力

はじめに

ロシア国内を走る「シベリア鉄道」は、世界で一番長い鉄道です。
モスクワからウラジオストクまでを走りますが、中国、モンゴル、北朝鮮との直通運転もある、東洋と西洋を結ぶ列車でもあるんです♪

「シベリア鉄道」の魅力①６泊のゆったり旅♪

「シベリア鉄道」は、1904年に全線開通された歴史の長い寝台列車です。
世界でも最長の大陸横断鉄道で、なんと長さは9259キロ！
日本列島の長さは約3000キロと言われているので、その三倍以上もありますね。


モスクワからウラジオストクまで、「シベリア鉄道」は６泊7日かけて走ります。
ただひたすら走る列車に乗り、車窓を楽しみ、乗客と触れ合う時間は、なんとも贅沢ですね♪

「シベリア鉄道」の魅力②コンパートメント

「シベリア鉄道」には寝台車があります。
寝台は3等まであり、１等、2等は個室であるコンパートメント式になっています。
2等は４人部屋で、1等は二人部屋です。

海外の寝台列車では、まったく知らない人とも同室になるシステムが多いですが、このシベリア鉄道もそうです。
1等車での一人旅の場合、同じく一人客の人と相部屋になります。
二人で一部屋を使えるほうが、4等の四人一部屋よりも余裕がありますが、ルームメイトはその時の運次第。
6泊もするので、四人でワイワイしたほうがいいかも知れません♪

シベリア鉄道の魅力③開放寝台

3等にあたる開放寝台は、個室がありません。
車両の通路沿いに二段ベッドが左右に置かれている、開放式の寝台車です。


ベッドも比較的狭く、プライベートな空間ではないですが、開放寝台には「シベリア鉄道」を堪能できる魅力があるんです♪
それは価格が安いことと、その安さのために学生などが多く利用しているため、交流するにはもってこいの車両だということ！
ロシアは広い国なので、遠く離れた家族に会いに行く人々にも開放寝台が人気です。

シベリア鉄道の魅力④旅自体が目的！

「シベリア鉄道」はモスクワからウラジオストクを結ぶ列車ですが、交通手段というだけでなく、この列車での長い旅が目的になってしまうほど、楽しさに溢れています！


まず、見逃せないのが車窓です。
世界一の透明度を誇る、シベリアの真珠とも言われるバイカル湖や、アジアとヨーロッパの境界にあるオベリスクなどが見ることができます♪


ロシアの人々との交流も、車内だけでなく、主要な停車駅でも体験することができます。
駅での停車時間が長めにとってあるので、その間にホームに降りれば、地元の売り子さんが売っている食べ物を買ったりできるんです♪

おわりに

雄大な景色を眺めながら、長い距離を走り抜ける「シベリア鉄道」。
ロシアの人々の日常や旅の魅力を感じられる、素敵な時間が過ごせますよ♪