『ジブリ美術館』だけじゃない！大正ロマンを感じる洋館を三鷹で発見

はじめに

東京都の三鷹市と聞くと、「三鷹の森ジブリ美術館」が有名ですよね。
でも実はそれ以外にも、とっても素敵な洋館を開放した記念館があるんです！
その名も、「山本有三記念館」。大正末期に建てられた素敵な建造物です。
貴重な資料と共に、趣ある古き良き建物を楽しめますよ♪

三鷹市の洋館にうっとり♡「山本有三記念館」とは①山本有三氏はどんな人？

山本有三氏は、大正から昭和にかけて活躍した、小説家・戯曲家です。

代表作には、『路傍の石』『米百俵』などがあり、子ども向けの教養書シリーズ「日本少国民文庫』も手掛けました。

戦後は衆議院議員としても活躍し、昭和40年には文化勲章を授与されたんです。

日本の戦前・戦後、小説や戯曲文化、国語教育を語る上で、とても重要な人物なんですよ♪

三鷹市の洋館にうっとり♡「山本有三記念館」とは②実際に住んでいた建物を開放

「山本有三記念館」の建物は、当初は商社役員や大学教員を務めた実業家・清田龍之助氏の住宅として建てられたものでした。
それが後に競売に掛けられたときに、山本有三氏が気に入り、買い取ったのです。

「山本有三記念館」は、大正末期に建てられた洋風住宅。
当時の流行を取り入れつつ、個性的な造りになっています。

様々な建築様式が融合しているのが特徴で、3つの暖炉や、大谷石を自然な形で積み上げて造られた煙突は一見の価値があります！

その歴史的、文化的に価値が認められ、1994年(平成6年)には三鷹市有形文化財に指定されました。

三鷹市の洋館にうっとり♡「山本有三記念館」とは③美しいステンドグラス

「山本有三記念館」の見どころの一つとして、階段踊り場の美しいステンドグラスを見逃せません♪

ステンドグラス越しに差し込むやわらかな光は、館内にあたたかい空間へと演出します。

三鷹市の洋館にうっとり♡「山本有三記念館」とは④ぬくもりのある暖炉

「山本有三記念館」の中には、暖炉が3つあります。

当時の建築様式で流行していた、フランス式になっているんです。
ぬくもり感ある暖炉が置かれた部屋は、じっくりと見学してみたいですね♪
「山本有三記念館」では、素敵な洋館を楽しむのはもちろん、山本有三にまつわる貴重な資料の展示もされていて、定期的に朗読会や企画展も開催されています。

歴史ある洋館での朗読会は趣があって、大人女子ならぜひ参加してみたいところ♪

館内も、時間をかけてゆっくりと巡りたいですね♡

◆山本有三記念館
住所：三鷹市下連雀2丁目12番27号
電話番号：0422-42-6233
営業時間：9:30～17:00
定休日：月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館となり翌日と翌々日は休館)
料金：一般300円、中学生以下無料

山本有三記念館　公式HP

おわりに

東京都三鷹市にある「山本有三記念館」をご紹介しました。
東京都の古くに建てられ、現存している洋館は、戦争時の空襲や地震の影響を免れた貴重な文化遺産でもあります。
ぜひ、時間のあるときにゆっくりと訪れて、その歴史と大正ロマンを感じてみてくださいね♪