お湯が流れる滝もある！？《これぞ秘境》北海道の湖「オンネトー」

はじめに

オンネトーは、北海道三大秘湖の一つに数えられる湖です。
阿寒国立公園の中にあり、オンネトーに訪れた人々は、その美しさに誰もが圧倒されるんだとか♡
今回は、秘境とも呼ばれるオンネトーの魅力をご紹介します。

北海道にある秘境「オンネトー」とは？

オンネトーとは、アイヌ語で「年老いた沼」や「大きな沼」という意味があります。
地域としては北海道足寄郡足寄町に属していますが、阿寒の周辺にある沼です。

雌阿寒岳(めあかんだけ)の噴火によって、西の麓の川の流れがせき止められてできました。

湖の水は酸性で魚類は棲むことができません。
しかし、エゾサンショウウオとザリガニは生息しています。

湖面の色が刻々と時間を変えていくことから、「五色沼」という別名もあるんですよ♪

北海道にある秘境「オンネトー」はなぜ、色が変わるのか？

オンネトーは、時間によって色が変化する神秘的な湖です。
これは、オンネトーが先ほど言ったように、湖の水が酸性であることが理由に挙げられます。

活火山である雌阿寒岳や山から流れ込む水の科学反応によって、色合いが変化していくのです。

ちなみに、五色沼という別名は、沼が1日に5回以上湖面の色が変わることから、そう呼ばれているそうです。
また、季節や日の当たり加減によっても色は変化するようですよ。
可能な限り、季節を変えて、何度でも訪れてみたいですね♡

◆オンネトー
住所：北海道足寄郡足寄町
電話番号：0156-25-2141(足寄町経済課林業商工観光室)

オンネトー

北海道にある秘境に訪れたら「オンネトー湯の滝」にも足を運ぼう！

オンネトーから約1.5km離れた場所にある滝なんですが、原生林の中にある高さ20mほどの安山岩山岩溶岩(あんざんがんやまいわようがん)の岩肌を、温泉が流れているんです！

上流に源泉があり、40度ほどのお湯が湧きだしています。
かつては、滝の上が天然の露天風呂として利用されていましたが、微生物によって酸化マンガンを生成する世界的にも珍しい現象が発見されたため、その保護のために入浴禁止となりました。

その後、無料の露天風呂が別に作られましたが、それも入浴禁止となり、現在はオンネトーの周辺にある温泉宿でそのお湯を楽しむことができますよ。

◆オンネトー湯の滝
住所：北海道足寄町 茂足寄国有林内
電話番号：0156-25-2141(足寄町経済課林業商工観光室)

オンネトー湯の滝

オンネトー温泉。強烈な硫黄臭。ここも昨夜のBARでのおすすめ。しばらく硫黄臭が残る～。

waskazさん(@waskaz)が投稿した写真 - 2012 9月 16 1:53午前 PDT

北海道にある秘境「オンネトー」周辺のおすすめお宿

今回ご紹介するのは、「オンネトー温泉景福」です。
美しいエメラルドグリーンのお湯が特徴なんですよ。

ここの温泉宿は女湯男湯と別れていますが、男湯に誰もいないときは、女性も男湯へと入ることができる混浴システムのお風呂です。
実は男湯の湯舟の底の砂利の間から源泉が湧出ており、湧きたての新鮮なお湯を楽しむことができるんです。

露天風呂は混浴ですが、男女の出入り口は別になっています。
お風呂には一部仕切りがあるので、混浴に抵抗がある方でも気兼ねなく入れますよ。

露天風呂は、広々としており、20～30人は余裕で入れそうな広さ！
立ち寄り湯もありますが、宿泊してゆっくりと温泉を楽しみたい、素晴らしい温泉のあるお宿です。

◆オンネトー温泉 景福
住所：北海道足寄郡足寄町茂足寄162-1
電話番号：0156-29-7370

オンネトー温泉 景福

おわりに

オンネトーは、自然の神秘さと美しさが全て揃った湖です。
北海道の自然を堪能したい方は、阿寒湖から足を延ばして、オンネトーにもぜひお立ち寄りください！
近くには温泉もありますので、泊りがけで訪れて、オンネトーの水面の移ろいゆく姿を、時間を忘れて眺めるという贅沢な時間の使い方はいかがですか？
日頃の喧騒から離れて、ゆっくりと休みたい方は、オンネトーで素敵なひとときを過ごしてみてください♪